16話 キャンプ地

俺達は、キャンプ地点にたどり着く。


 辺りはほとんど人影がない、

貸し切りって感じだ。


向こうの方に、近所の子供かな?


 凄く楽しそうに遊んでる。

この、ぽかぽか陽気。

遊びたいよな。

すごく解る。


俺も実際走り回ってるし。


「じゃあご飯にしよっか」


「待ってました!」

買い込んだ、ご飯を用意する。


 飯盒炊飯は俺が準備する。

口と足で。

そして、

のぞかは俺のご飯を準備してくれる。


 お互い助け合い。

そして美味しそうな料理が出来上がる。


「いただきまーす」

(美味しい!)


 最高の条件で食べる、

最高のご主人に準備してもらったご飯。


美味しくないわけがない。


―――――――

その時、


「助けて!」

と、俺の耳に、人の悲鳴が聞こえた。

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