エピソード勇者ー4:ぶつかり合い

あれから、晴兎君が此処を出て行ってから3日が経つ。

僕は昨日まで寝ていたのだ。

それを聞いた時はショックだった。

それから必死にダンジョンに潜ってレベル上げをした。


そして、帰って来たのだ彼が。

話を聞くと魔王の情報を得る為僕を倒す必要があるらしい。


僕は君とは戦いたくないのに……。


「久しぶりだね星矢。悪いがここで倒させてもらうよ。」


「僕は君とは戦いたくない……だけど、君は止めても無駄……なんだろ?」


「では、準備はよろしいですね?それでは………始め!」

教皇が始まりの合図をする。


「〈聖剣召喚〉!“神聖波動斬ver5”!」


晴兎君はは一切動かない。

どうして!?


これを見ていたクラスメイトたちは誰もが決まったと思っていた。




「超必殺〈肯定する空想〉作成…真・ANTI勇者の剣BRAVESWORD・改 LV99+99」


晴兎君まで超必殺を!?


超必殺で作られた剣は禍々しかった。

その剣で薙ぎ払うと神聖波動斬は消えた。

そして晴兎君は剣を地面にぐさっと刺した。


「どう…して…ぐはっ!?」

どうして、僕は君と戦わないといけないんだ!?


そして僕に晴兎君は一発だけ殴った。

「ゲホッゲホッ、……何をしたんだ!?」

この威力

「降参する?自分の残り体力見てみなよ。その間攻撃はしないから」


そう言われ残りの体力を確認する。

____________________

霧乃 星矢

LV100

体力:10000/40000

____________________

「なっ!?残り…10000!?30000ダメージも入っている!?」


「さて、どうする?降参する?しないか。」


「くっ!これだけは使いたくなかった、けど手段は選ばない!」

晴兎君の超必殺にもクールタイムとやらがあるはずだ。

ならここで畳み掛ける!

「降参しないのか……。」


「僕は諦めない!(君を、今度こそ守るんだ!)〈限界突破LV30〉っ!超必殺っ!〈最終ファイナル最強覇道リミットブレイク〉っ!!」


僕の武器、聖剣エクスカリバーが眩しい輝きを放ち10メートル程の巨大な剣となった。

そしてその巨大なエクスカリバーはこれ以上無いくらいのスピードで晴兎に倒れ、襲い掛かる。


だが、


「無駄だよっ!僕だって負ける訳にはいかない事情があるんだ!超必殺っ!〈否定する空想そんな事はあり得ない〉。」


すると巨大なエクスカリバーは初めからなかったかの様に消滅した。


「そんな馬鹿な!?僕の超必殺が無効にされた!?」

しかも超必殺が1つじゃない!?

「勝負はついたよね。」


「……降参する。僕の負けだ。」

僕は無力だ。

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