エピソード勇者ー2:回想


光が収まると僕を含めたクラスメイトと先生は神殿のような場所にいた。


何が起こったか分からず多くの人が混乱している中で宇美矢 晴兎と言う一人の少年は目を輝かせていた。


彼が今何を考えているかは僕には分からないが僕は彼を尊敬している。

それは遡ること5年前の事。


_________________________________________________5年前


幼い霧乃 星也はいきなり不良たちに路地裏に連れ込まれていた。


不良A「オラオラァ、さっさとその金を渡せば楽になるぜ?」


不良B「アニキの言う通りでヤンス!子供の持つような額ないからさっさと渡すでヤンス!」


幼い霧乃 星也「うっ、こ、このおおかねは…ばぁちゃんの…おみまいに……つかうものなんだ!」


不良A「そんな事言って無いでさっさと渡せ!」


不良Aは幼い霧乃 星也の首を絞め始めた。


幼い霧乃 星也「うっ、」


不良B「ァ、アニキ、それはまずいでヤン…ブゴフォ!」


不良Bはいきなり50cm程吹き飛んだのだ。


不良B「誰でヤンス!」


???「ぼく?ぼくはうみやはると、家出中の『無魔流使い』、だよ。こうゆーのなんていったっけ……そう!せーぎのみかただよ!そのこをはなせ!」


不良A「ハッ!何だか知らねぇが関係ねぇ、所詮はガキだ。行くぞ!」


不良B「ヤンス!」


不良Aは幼い霧乃 星也を投げ捨て不良Bと連携して幼い宇美矢 晴兎に攻撃を仕掛ける。


幼い宇美矢 晴兎「…………むまりゅうおうぎ、はてんくうざんげき!」


すると宇美矢 晴兎と名乗った少年は特撮ヒーローのように飛び上がり手を剣のようにして不良たちを薙ぎ払った。


幼い霧乃 星也「せいぎのみかた…ぼくもなりたいなぁ……」


幼い宇美矢 晴兎は僕に近づいて来た。


幼い宇美矢 晴兎「だい、じょーぶ…だった?」


幼い霧乃 星也「うん。ありがとう!」


幼い宇美矢 晴兎「いいよ…それ…くらい…」


パタリ、


と幼い宇美矢 晴兎は倒れた。


幼い霧乃 星也「だ、だいじょうぶ!?」


数十秒後……



カツンカツンと音を立ててお爺さんがやってきた。


幼い霧乃 星也「お、おじさんだれ?」


謎のお爺さん「ふむ、見てしまったか……まぁいい、見られたからには二人とも記憶を消しておこう。無魔流奥義〈永久忘却〉!」


幼い霧乃 星也「うわぁっ!?」


そのまま僕と宇美矢 晴兎君は謎のお爺さんの一撃をくらい倒れた。



___________________________________________________________その後、何故か僕はその事を忘れなかった。

何年経っても。

中学で再会した。

だけど何も覚えてないようだった。


あれから僕は剣道部に入って中学全国男子で優勝した。


力もつけた。


今度は僕が君を守る番だ。



そう決意した。

その後説明によってここが異世界だと分かった。


幸運なことに僕は新たな力を手に入れた。


次の日別れるなんて僕は思いもしなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る