34 転路


「不思議ですよ」


「私は初めて人を殺めた。」


ヴィクターの槍は青くぼんやり光っている。


闇属性か?


「ですが、何にも感じない」

話しながら迫るヴィクター。


「それは君たちが裏切り者だからだ」


どうすればいい?この状況。


レナを見つめる。

するとレナは絵を見ながら


「思えば叶う・・」

と呟く。


(そうか、この謎)


(絵の主の世界に雨降る日、おもい扉は開かれる)

を考えているのか。


(しかしロディ。くそ!)

俺は悔しかった。あっけなさすぎだ、ロディ。


そう、さっきロディは給湯室に行った。


給湯室に。

なぜ?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る