第258話 確認と魔王軍

 調査隊と最寄りの街に向かう。勿論俺のゲートでだ。

 話を聞くと王都の騎士団所属で、駐留先の王都から来たと。隣の国でもある隣町との交流が途絶えて、怖くて誰も確認に行かないと言う。関所が無人だったらしいからだ。


 それで慌ててギルド経由で緊急の調査依頼が入り、王都から騎士団が派遣され、強行軍で脱落者が多発し、この人数になったと言う。


 騎士団の団長に説明したが、ちんぷんかんぷんだった。

 まずは領主に説明と、ゲートで直接連れて行き、俺が隣の大陸の支配者だと説明するも納得しないので、城を梯子で全て周り、玉座の間での振る舞い等を見せて無理矢理納得させた。


 それと無人の他の街や、王都も見せて愕然とさせていく。


 まずはこの国の王都の位置を教えて貰い、地図と照らし合わせ、俺がひとっ飛びするが、約1時間半位で何とか王城を街に着いたのだが、異変があった。王城街の規模はバルバロッサと同じ位の規模で、アルヒオーネ大陸では2番手の国力を誇る国らしい。


 魔物の大群と対峙しており、城門を突破されかかっている。城門の中に降りてゲートで騎士団と俺の仲間を呼んだ。取り急ぎ説明し、戦闘に入るとして準備をさせた。

 そして城壁の上にオリヴィアを伴い神々しく降り立ちゲートで仲間を呼ぶ!そして叫んだ


「隣の大陸を統一した皇帝ランスロットだ。縁により助太刀する。駆逐してやるから安心しろ!万が一城門を突破された時の事を考えて待機だ。」


 俺はライトソードを掲げ、特大のファイヤーボールを投げていく。城壁にへばりついている奴らはレニス達に任せ、俺は周辺の駆逐をすると決めた。そして大量のサラマンダーを展開し、ぶつけて行く。そんな光景を見た城壁の上で対峙していた者達から歓声が飛び交う。


 そうすると、魔物の中から俺にファイヤーボールが飛んできた。直径1m程とかなりの魔力だ。

 咄嗟にこちらもファイヤーボールで迎撃し、ぶつかり合ったファイヤーボールは上空経飛んでいった。俺はファイヤーボールが生成された所へ転移し、周辺の魔物の駆除に乗り出した。


 一気に周辺の魔物を駆逐し、この魔物を率いている、先の魔法を放った奴を発見した。

 40代位の女性の魔法使いのようだ。

 首には隷属の首輪が着けられている。どうやら無理矢理命じられて攻めて来たようだ。

 慌てて魔法を放つべく詠唱を始めたが、転移し首輪に触れて、俺の奴隷に変更した。そして首に手刀を喰らわせて気絶させた。


 これでほぼ勝利したので、残存狩りに移行したのであった。城門付近の魔物の殲滅も終わっていたのであった。

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