第224話 扉の先

 扉をくぐるとやはり魔石が、それも巨大なのが鎮座している。そう、1㎡位のだ。

 二人で手を合わせ魔石に触れる。


 そうすると卑猥としか言えない淫魔というのがぴったりな奴が出てきた。


「よく来たねえー今からボクといい事してく?ボクどっちも行けるよ!お兄さんにはちゃんとピッタリな穴を用意するよ!お姉さんは巨根はお好き!?うひゃひゃひゃひゃ」


「とっとと用件を言えよお前と乳繰り合う暇は無いんだよ」


「お兄さんはつれないねえ。お姉さんボクの巨根を味合うよね!?ね、ね、遊ぼうよ」


「私のはこの人専用なの!他を当たりなさい」


「ちぇっつまらないね。仕方がないから願いを一つ叶えてあげるよ。言ってごらん!ボクと遊ぶのは別にしてあげるよ」


「私の願いはもう叶ったから貴方が言って」


「そうだな。この裕美を魔王認定じゃないようにしてくれ」


「ぶぶー無理どえええええすすすすすす!もうこのおねえちゃん魔王じゃないから願いは叶えてあげられないから別のを言いな!」


「裕美が決めてくれ」


「じゃあ志郎の味覚を戻してあげて」


「のんのんのん!もう!戻っているからこれも駄目ええ」


「志郎の持っているスキルから副作用を無くす事はできるでしょう?時間停止から副作用を外して欲しいの。あの赤ちゃん返りを外して!」


「やっといたよ!制約があるけどね。1日に1回限定にするよ!感謝しな!感謝の徴に一発やっとこうよ!」


「それじゃあもう用は無いからか出ましょう。魔石を収納にしまうわよ」


 そういうと淫魔が慌てるも裕美が魔石を収納にいれた。


 ダンジョンが無くなり俺達は地上に出ている。場所が分からないぞ!ナンシー達は遥か彼方にいる!裕美を抱き飛んだ。見た事の無い地形だ。取り敢えずダンジョン跡とした。


 裕美とダンジョンを出れた喜びから抱き合い激しくキスをする!


「いつまでもこうしていたいけどそろそろ皆の所に行かないとな。じゃあゲートを出して向かいますか!」


 そう言いセレナの所にゲートを出す。

 そうするとどこかのお風呂の中で何人かが入浴中だ。


「失礼しました。間違えたようです」


 そう言って次にトリシアだ

 ゲートをくぐると淑女がそこにいた。清楚なドレスに気品ある髪型をした女性だ


「失礼しました人違いです」


 そう言って戻る。

 次はレニスだ

 今度は間違いない


「ラ、ランスなの?生きてたのね!!!!!ランスうううう」


 そう言い、熱烈にキスをされた。

 早速皆の所に案内され、皆に熱烈に歓迎される。そうして裸の軍団が俺を囲んだ。

 さっきお風呂に入っていた面々だ。誰かが念話で伝えたものだから着替えもせずに俺の所に来たのだ。取り合えす服を着させ、各所にゲートを出して女性陣を皆連れてきて全員が揃うと


「ただいま」


 そう言い、裕美を新たな妻とだけ紹介した!

 全員が一列に並び抱き締め、短くキスをする。

 最後がセレナだ。

 キスをしたあとよく見ると命の残りが5時間しかない!

 俺は慌てて明日もう一度全員を集めるとし、セレナの刻印の儀を緊急で今から行うと説明し、皆がいた所にゲートを出す!裕美をレニスに預け、セレナと軽くお風呂に入る!少し胸が大きくなった気がする。


 お風呂の後ボレロの屋敷の寝室にお姫様抱っこで連れて行く!


「改めてただいま。愛しているよ。暫く見ないうちにすっかり大人の女性になったね。とても綺麗だ」


 どうしたか分からないが白いウェディングドレス姿だ!抱きしめキスをする!


「本当に心配したのよ。どれだけ待ったと思うの!ばかばかばか!本当に心配したんだからね!もう時間がないのよね。ああ心から愛してるのやっと貴方の本妻に成れるのね!」


 お互い愛を囁きあう。残り時間4時間10分。

 時間がなかった!お互いこの時をどれ程待ち焦がれたか。

 そうぃてお互い激しく求め合い、愛し合っていくのであった。

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