第145話 殺意
殺意と共に急激に意識を取り戻す。そして喪われていた記憶が急激に戻った。
俺は顔を確認し、掴んでいた胸を嬉々として乱暴に揉みしだいた。ようやく揉めたのだ。そして収納から出した隷属の首輪をそいつの首に装着し、奴隷にした。勿論条件は一番厳しく。
また、俺の股は既に小便で濡れていた。
ちなみに俺の小便じゃなく俺が捕まえている女が漏らしたのだ。
「てめー人の股でなに小便漏らしてるんだ。汚いだろう」
その言葉に彼女はびくんとなり、震えている。
ベッドを囲む妻達も困惑している。
俺は彼女の向きを変え、真正面を向かせた。間髪いれず頬を平手打ちにしてベッドに押し倒し倒しバスタオルを剥ぎ取って、乱暴に腕を掴み床に投げつけた。
そして倒れている彼女は震えながらまたもや失禁している。
俺は自らの下着を下げ彼女の前に立ち、
「この時をどれだけ待ち焦がれたか、喰らえ」
顔に小便をぶっかけたのだ。
「ら、ランスロット様!乱心されたのですか?」
周りが騒いでいる。そりゃそうだろう。美女に小便をぶっかけているのだ。
俺は収納から剣を出して、
「死んで悔い改めろ」
心臓目掛けて剣を突き立てようとしたが、オリヴィアが咄嗟にコインを投げて剣の軌道を変えた。
胸の薄皮一枚を切り、床に刺さっただけだった。
ドロシーが彼女に覆い被さり必死に庇う。
「いけません。彼女はバ・・・」
皆が俺にしがみつき、必死に押さえつける。
何故か金髪縦ロールの美女を乱暴に扱い、更に殺そうとしたのだ。皆は理解出来ないだろう。
しかも必死に蘇生させた相手を、生き返った直後に殺そうとするのだ。
「やらせてくれ、俺がこいつのせいでどれだけ辛い思いをしたと思っているんだ!殺さなきゃならないんだ」
「あ、あ、貴方様はランスロット様なのですね。愚かな私をどうかお許しください。助けてください。し、死にたくない。何でもします。どうか話をお聞きください。私はやっと逃げ出したのです。ようやくあやつらの傀儡じゃなくなった途端に死にたくはありません。どうか話だけでも!」
皆を払いのけて、ドロシーをどかし、這いつくばっている奴隷の腕を掴み
「何を言っている!おれはお前を犯した罪で放逐されたよな。しかも事実上の処刑だ。実際死ぬ直前だったよ。俺に強姦された筈なのに、処女っておかしいだろう。今から俺の罪状を事実にして、処女じゃないようにしてやろうか?」
そう言い掴んだ腕を引き寄せ、顔を近づける。こいつ顔だけは綺麗なんだったと思い出した。ベッドに叩きつけ、周りに妻達が居るのもお構いなしに蹂躙しようとしたが、背後にドロシーのお義母様が来て俺の首を締め上げた。
今いる中で、唯一俺の奴隷ではないのはお義母様だけだったのだ。
情けない事に数秒で落ちた。
ルシテルをやれなかった。悔しい。
そう思いながらブラックアウトしたのであった。
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