第33話  予定確認

 宿に戻ると既に2人が帰ってきていた。


 丁度夕食の時間の為に3人で食事をする。

 2人に明日の予定を告げる。

 午前中は武器商で不要な武器を売る。ジェネラルの剣等である。

 次にギルドで魔石を売る。

 その後昼から有る奴隷オークションに参加する事を伝えるとシェリーとナンシーも同行すると言う。


「シェリーは問題ないがナンシーはギルドの仕事有るんじゃないのか?」


「専属の業務の一つとして奴隷購入のアドバイザーも含まれているから問題ないんですよ。」


「それならお願いするよ。ナンシーが一緒だと俺も嬉しいよ」


 と3人で行く事に成った。


 食事を終え部屋に戻るが当たり前のごとくナンシーも一緒に来た。

 どうやら今日も一緒に泊まっていくようだ。清楚なイメージしか無かったナンシーだが、以外と積極的というか焦りなのか肉食系に成りつつ有る気がする。ナンシーのイメージが崩れて行く。


 部屋に戻ると俺はまず風呂に入った。シェリーが背中を流してくれた。水着姿だ。青い上下の花柄で清楚な感じ。風呂を上がるとナンシーが拭いてくれた。

 その後2人一緒にお風呂に入っていった。


 俺は用意されていた服を着る。見た事が無いが、中々デザインがよく着心地も良い。

 俺は二人が入浴している間に真面目にドロップされたオークのショートソードに強化を施した。覗きたいのを我慢するなんて俺偉いよね!


 暫くすると2人が出て来た。2人とも膝下までのひらひらした柔らかい生地のスカートと清楚な袖の無いブラウスのような上着を着ていた。


「今日買った服なんです。どうですか?」


 デートの時に御披露目すれば良いのに待ちきれなかったようだ。可愛い奴らだ。俺は


「綺麗だ。言葉がでない。」


 と言うと少し顔を赤くして照れていた。


「所で俺のこの服は?」


 と聞くと二人からのプレゼントなのだと。俺は気がつくと涙を流してた。


「有難う。嬉しいよ。大事に着るね」


 と 言い、二人に抱き寄せられていた。アムロの気持ちが今なら分かる。帰るところがと。


 今着ている服はデートで着ようねと寝巻きに着替え、俺は明日売るジェネラルの大剣にオークの魔石で強化を施す。

 +5まで出来た。


 初めてみる強化の様子をナンシーが見いっていた。

 見られていると小っ恥ずかしい。俺は照れながら作業を済ませていた。


 そんなこんなで夜も遅くなって来たので寝る事にした。

 ナンシーも既にお金を払っていたようだった。


 今日はシェリーが右、ナンシーが左だ。

 俺は普段右を向いて寝るのて、シェリーを後ろから抱きしめてその温もりを堪能した。抱き枕である。

 ナンシーは俺の背中に抱きついてきて、


「ランスの背中広いね」


 と言う。疲れていた為か直ぐに寝てしまった。


 day10


 朝目覚めると裸の美女が二人いた。俺はシェリーの胸を掴んでいた。

 今更だがおかしい。寝巻きはどうしたのかと気になった。手に心臓の鼓動を感じる。

 シェリーはしっかり起きていて、


「ランスロット様は胸が好きですよね。」


 と言い着がえに行った。うーんシェリーが俺の手を胸に当てているんだが。まあ胸大好きだけどね。

 次にナンシーを見る。やはり裸だ。既成事実を作りたいのかな?とりあえず脇腹をこちょこちょしてやると反応があった。慌てて起きて着替え行った。やっぱり狸寝入りだった。積極的な二人にちょっと引いていた。まあ目の保養にはなったけどね!


 朝から俺はご機嫌である。

 朝食を済ませるとナンシーは準備があると言い先にギルドに向かった。


 準備をして少ししてから出発した。

先ずは武器屋に。ジェネラルの大剣はミスリルの上に強化をしてある。かなり高値になった。

 他に強化をした武器を売り全てで1100万になった。大剣はもう一本有る為売りに出した。


 その後でギルドに向かいナンシーに魔石の買い取りを頼んだ。ジェネラル一個と大量のオークで30個、初心者ダンジョンにて得られた雑魚の分。ジェネラルは錬金術で使うのに希少で高値で取引されている。一つ300万になる。雑魚は集めて3万。オークは24万になり、327万を受け取った。


 その後で三人で早目の昼食済ませ、奴隷オークションの会場に向かって行ったのだった。

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