第14話 これからの事チートスキルの事初めてのXXX
食事から戻り今後の事を話す前に、洗濯をしなきゃなと思い立った。
「洗濯はどうするの?」
とシェリーに聞けば、
「自分で洗う場合は、風呂場で洗うか共同の洗濯場で洗う事になります。
宿に洗濯をお願いする場合は、お金を払ってお願いするんですよ」
と教えてくれた。バスタオルとタオルは、毎日替えてくれるので洗うのは必要ない。
「是非私に洗濯をさせて下さい」
どちらにしようか考えていると、シェリーがそう言うのでお願いすることにした。
湯船にはまだお湯が有るので、タライにお湯を入れて洗い、濯ぎをした後に最後は綺麗な水で濯ぐんだそうだ。俺はシェリーに「頼んだ」と言ってから、
「濯ぎの時に、お湯を作るから言ってね」
と、強めに言い添えておいた。
その間に俺は自分のステータスを確認する事にした。
名前 ランスロツト
年齢 18
ラベル 6➡26
生命力 60/161➡1083/1083
魔力 147/161➡1083/1083
強さ 225➡1424
ギフト
スキルマスター3
アイテム強化
従属魔法
隠蔽(神)
スキル
分析2
獲得経験値5倍
獲得経験値共有
成長率5倍
成長率共有
気配察知3
無詠唱魔法発動
魔法効果増大
ナイフ術1
棍棒術1
投錨術1
剣術(片手剣)2
(両手剣)1
弓術1
暗殺術
威圧1
統率力
火魔法2
水魔法2
生活魔法
体力強化1
隠密1
罠解除1
鍵解除
スキルストック
ナイフ術1 2
棍棒術1 2
剣術(片手剣)2
隠密1 2
鍵解除1
魔法
ファイアーアロー
ファイアーボール
ファイアーウォール
アイスアロー
ウォーターボール
アイスウォール
生活魔法
職業 無所属
称号
彷徨える異世界人
所有奴隷
シェリー・ハリントン
なんか色々やばそうなのが増えているな。
ステータスもやばそうだ。
レベルは盗賊のレベルが高かったからか、一気に上がっているな。
スキルが色々増えてるのと、スキルマスターのレベルが上がっている。
隠蔽って何だろう?ギフトだからチートなんだろうなあ。
気になるのが従属魔法。俺が奴隷であるシェリーの主人になった事に関して、関係するのかな。
スキルの使い方が分からない。ヘルプでも無いかな?と思うといきなり
『調べたい項目を指定して下さい』
と出た。うわー益々ゲームだよな。ひょっとすると某二刀流使いの黒い人の如く、VR世界に閉じ込められているのかな?と思ったが、首を振って否定した。流石に違うと。ヘッドギアなんてしてないよな。
先ずはお世話になっているスキルマスターを選ぶ。
そうするとスキルの説明が出てきた。
『レベル1
殺した相手の一番レベルの高いスキルを一つ強奪する。
既に取得している場合はスキルをストックする。
レベル2
同一スキルの同一レベルを合成させる事によりスキルレベルを上げる事が出来る。
スキルストック同士での合成、または付与されているスキルにスキルストックを合成する事が可能。スキルストックに対して付与されているスキルを合成する事は不可能。
レベル3
自己が所有する奴隷契約者、眷属契約者に対して、スキルストックにあるスキルを付与する事が出来る。一般者に対しては、スキル付与者に敵対行為を行った場合に限り、スキルの自動剥奪を条件で付与する事が可能。』
うわーかなりチートだよな。シェリーにもスキルをあげられると言う事だよな!
後で隠密を与えてみよう。
それと片手剣を実験してみる。
ストックの片手剣を選ぶ。
『剣術(片手剣)を合成しますか
n/y』
勿論 y
おお!片手剣が2になった。
次に剣術(片手剣)2を選んでみる
『剣術(片手剣)2を合体させますか?
n/y』
取り敢えずyと念じる。
『スキルを合成しました。剣術(片手剣)3に進化しました。』
おお!成功だ。次は隠密と鍵解除をアップした。
次はアイテム強化だな。
『任意の武器等のアイテムに、魔石を媒介として能力を付与する。能力はランダム。
失敗しても元のアイテムは破損しない。但し魔石は消費される。』
おお!リスクは魔石の消費のみか。後で試そう。
次は従属魔法
『任意の相手に対して奴隷契約と眷属契約を行う事が出来る。
奴隷契約は解除も、契約もどちらも可能。契約に相手の意思は不要。但し、直接触れている必要が有る。奴隷者は主人に対して、一切の悪意有る暴力行為が出来ず、これを行おうとした場合、命令に背いた場合や主人が意図した場合に、苦痛を与える事が可能。時間と共に苦痛の大きさは増えて死に至る。
首輪は不要。任意の場所に隷属の証である隷属紋が顕れる。
眷属契約は相手の同意が必要。主人に対しての一切の、悪意有る暴力行為が出来ず、これを破ろうとする場合苦痛が発生する。奴隷の場合とは違い、主人の命令に背いたりしても苦痛は発生しない。又任意に苦痛を与える事は出来ない。但しこの契約は一度結ぶと解除できない上に主人が死ぬと24時間以内に死に至る。』
うわー眷属はえげつないな。
後でシェリーの奴隷解約か、首輪を外してやろうかな。
次は隠蔽
『任意のスキルやステータスを隠したり偽装が出来る。
これを看破できるのは神界の者のみ
隠したり偽装している項目は色が薄い』
なるほど。俺が無能と言われたのはこれでスキルが見えなかったからか。
確かにチートなんだろうなあってのは、色が薄いな
成長率や獲得経験値系のスキルも半端ないな。
上級冒険者はこれで強いのかな?
共有は何だろう
配下の奴隷と眷属者は獲得倍率を5倍で取得できる。但し一般者はパーティーメンバー等の一時メンバー中は倍率は2倍となるのか。
確か冒険者の手引きにパーティーメンバーを登録した場合、パーティーメンバーで経験値を人数割りに出来ると有るから、シェリーのパワーレベリングが可能だな!
これでシェリーの強化が期待できるな。
隠密スキルは気配を弱める事により、存在を認識し難くなる
スキルをあれこれ考えていると、洗濯が終わり、部屋に有ったロープにシェリーが洗濯物を干していった。
ベッドに腰掛けていたが、シェリーが戻ってきたので、手招きして横に座らせた。
洗濯のお礼とねぎらいの言葉を掛けたらブンブンと首を振り、当たり前の事ですよと言われてしまった。
ふと俺の肩にシェリーの頭があり、甘えてきた。
「今日は本当に良くして頂いて有難うございます。こんな素敵な服まで買って頂き、今まで食べた事の無い豪華なお食事まで頂きました。私は幸せ者です」
と潤んだ声で感謝された。そっと抱き寄せて頭を撫でた。
「俺こそ色々な事をして貰って助かっているよ。ありがとう」
「どういたしまして。そう言えばお名前を決めて頂けましたか?」
「シェリーのままで良いよ」
そう伝えると、きょとんとした顔をしているので
「親から頂いたその名前より素敵な名前は無いよ」
シェリーの目から涙がぽろぽろと零れてきた。
ぎゅっと抱きしめ俺の胸でそのまま泣かせ、背中をさすりながら落ち着くのを待った。
そしてシェリーに伝える
「これから冒険者としてやっていきたいが、俺自身は恐らく、普通の冒険者よりかなり強いと自負は有るが、一人ではやっていけない。一緒にパーティーを組んで色んな所を回ってくれないか?」
「私でお役に立てるかは分かりませんが、ランスロット様の居る所がシェリーの居場所です。地獄の底までお供します」
即答だった。
地獄の底って何だよ!と突っ込みたかったが、有難うと答え次に
「これから話す事に関係するが、俺も鍛える必要があるが、君のレベルを上げたりして、生き残りの確率を上げていきたい。先ずはスキルを一つ付与したい」
キョトンとした眼差しでこちらを見つめる。よく分かっていないまま
「お願いします」
そう返事が返ってきた。
いかんいかん。可愛い過ぎてついちゅーしたくなってしまうが我慢我慢。
「じゃあ行くよ」
と言い胸元に手を当ててスキル付与を試みる。
『付与スキルを選択して下さい』
と出たので、隠密を選択すると、付与者を選ぶように求められた。奴隷一覧のシェリーを選ぶ。するとシェリーがびくんとして驚いた表情をして俺の手を必死に掴み出した。
「大丈夫か」
と聞くと頷いた。
『付与を実行します
n/y』
と聞いてくるのでyを選択。
実行中と出た瞬間から俺は無性に気持ち良くなってきた。シェリーを見ると顔つきがやばかった。いかんいかんこれ絶対やばい奴だ。あう!
シェリーの顔が苦悶の表情をしたり、びくんびくんと体が痙攣?して、ぴくぴくしながら俺にしがみついて来て、急に息が荒くなり
「イヤー」とか、「はあああ」
とか艶かしく唸ったと思ったら、急に力尽きた。どうやら失禁したようだ。
そして俺もやばい事になった。スキルの移動って凄まじい。
シェリーを見ると恨みがましくこちらを見つめている。ステータスを確認するとちゃんと隠密を取得している。
シェリーは我に返ったのか
「ランスロット様、酷いです」
とか言いながら慌てて起き上がり、トイレに駆け込んでいった。
戻ってきたシェリーはモジモジしながら、
「あのう、お着替えしても宜しいでしょうか」
昨日身に着けていた下着と服を持って着替えに行った。昨日のうちにシェリーが洗っていた下着等が有ったようだ。
シェリーが戻ってきたのを見て
「俺も着替えてくる」
そう言い着替えに行き、着替え終わると
「ちょっと風呂場で着替えを洗ってくるよ」
と言ったら、
「私も洗うので貸して下さい」
とダッシュで、俺のヤバヤバな下着を奪ってお風呂に籠もってしまった。
「いやいやいやいや、シェリーさんそれは流石にやばい!やめて~」
と必死に訴えたが
「ダメです」
と聞いてくれなかった。
洗った物を干した後で、俺は人生初めての土下座をして謝った。シェリーは驚いて俺を立ち上がらせた。
「ちょっと驚いただけですし、今は落ち着いたので大丈夫です」
「初めて行った行為で、不測の事態だったんだ」
そう伝えて、結果に驚いている旨を伝えたら許してくれた。
「真面目にこっちの状況も伝えるし、茶化す事もしないし、今後の事もあるので、大事な話なので恥ずかしがらないでちゃんと答えてね」
そう言い含めて、まずはこちらの状況から伝えた。
スキルの移動が終わった瞬間に、お互い逝ってしまったと言う事だった。シェリーの場合、最後は尿意を抑えられなくなり失禁したという。確かにつーんとした匂いがシェリーからしていたな。俺は別のが出てしまったが。
おかげで着替える必要が発生した。
「次にスキル付与をする時は、今回の事を考慮しなきゃね。おトイレ済ませてからする必要が有るね」
と説明したが
「ラ、ランスロット様のばかばかばか」
とモジモジしながら言われてしまった。なんだよこの可愛い生物。
スキル付与はやばすぎた。今試しておいて良かった。
男相手には絶対にしないと心に誓った衝撃の事態だった。シェリーに
「失禁させちゃってごめんな。でも強くなり、この世界で生き残って行く為には必要な事なんだ。恥ずかしいけど、大事な事なんだ」
そう言うと、きょとんとしつつも頷いてくれた。
気を取り直して次のステップに。
「シェリーに今から俺の秘密を伝えるから、絶対に誰にも言わないように」
そう釘を刺し、この世界に召喚された事や、スキルの説明をしていった。勿論さっきのは誰にも言わないと思うけど。
話し終えたら、俺はいつの間にか涙を流していた。
シェリーは俺を抱き寄せて胸に頭を抱いて
「大丈夫です。シェリーがついています」
胸で泣かせてくれた。
シェリーの胸は柔らかく暖かだった。
シェリーの心臓の鼓動が心地良かった。
気が付いたら俺はシェリーを抱きしめて寝ていた。
「シェリー有難う」
そう呟いたら、いつでも胸をお貸し致しますと言ってくれた。この四日で一番人の温もりに感謝した瞬間だった。不覚にも胸の感触を楽しむ事をせず、本格的な眠りに落ちるのであった。
名前 ランスロツト
年齢 18
ラベル 6➡26
生命力 60/161➡1083/1083
魔力 147/161➡1083/1083
強さ 225➡1424
ギフト
スキルマスター3
アイテム強化
従属魔法
隠蔽(神)
スキル
分析2
獲得経験値5倍
獲得経験値共有
成長率5倍
成長率共有
気配察知3
無詠唱魔法発動
魔法効果増大
ナイフ術1
棍棒術1
投錨術1
剣術(片手剣)3
(両手剣)1
弓術1
暗殺術
威圧1
統率力
火魔法2
水魔法2
生活魔法
体力強化1
隠密2
罠解除1
鍵解除
スキルストック
ナイフ術1 2
棍棒術1 2
鍵解除1
魔法
ファイアーアロー
ファイアーボール
ファイアーウォール
アイスアロー
ウォーターボール
アイスウォール
生活魔法
職業 無所属
称号
彷徨える異世界人
名前 シェリー・ハリントン
種族 ヒューマン
性別 女性(処女)
B82 W56 H82 身長158cm
年齢 16
レベル 2
生命力 50/54
魔力 79/79
強さ 58
ギフト
歌姫
スキル
剣術(片手剣)1
隠密1
馬術2
交渉1
算術1
殿方奉仕
風魔法1(封印中)
魔法(封印中)
ウインドカッター
スピードアップ
職業 無職
称号
奴隷 (ランスロット)
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