ぐるんぐるんと目の回るような幻惑の世界に、読者を放り込んでくれる作品だと思いました。 物語を読むというよりは、音楽を聞くような、映像を見るような感覚で、この泡沫の夢の中にトリップしてみるのもよいのではないでしょうか。