第4話 その四

 あいた。

 刺繍をしていて、指に針を刺してしまった。

 大丈夫かと言って、こぼれる前にお兄様が私の血の出ている指を口の中に入れる。

汚いです。やめて。

 これは夢だ。


 転んですりむいた。

 水で洗った後、総一がペロペロなめてきた。

 きたないわ。

 これも夢。


 温かい暖炉の前に掛けていた。

 ぱちぱち。

 刺したところから、血の玉があらわれてくる。


 道を総一と共に散歩をしていた。

 ふざけて私は両手を広げて走り回っていた。

 足がもつれる。

 膝を思いっきりうってしまって、痛くて身動きがとれなかった。

 総一がお姫様抱っこをしてくれて、家まで戻る。

 水で洗い流した後。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る