『たまには、時事ネタ』斉藤美奈子 パート6

さて、今日は、斉藤美奈子さんの『たまには、時事ネタ』を中心に、

あれこれ書いてみるという、エッセイ日記。とりあえず今日で、最終回です。


このなかで、気になることが書いてありました。

「あなたが軍隊を持つと言うことは」

という記事です。

日本には、シビリアン・コントロール(文民統制)としての

自衛軍という考え方がなくて、

2002年時点まで、自衛隊への現地中心主義、あなたまかせの運営を

文民統制をするべき政府がやって来たというのですね。

イラク派遣を例にとって、非常にわかりやすく、危機感を書いています。

(詳細は、本を読みましょう)


以下は、わたしの意見です。

日本が軍隊を持つ、ということは、反対意見がいっぱいあるわけです。

サヨクな人から見れば、「違憲だ」ですね。

でも、警察予備軍からこっち、しっかり、軍備を拡張し、いまや軍事費は世界第8位だとか聞いたような。

現実問題として、日本にちょっかいを出してくる国もあるし、

アメリカみたいに、「国際貢献しろ」という国もある。

自衛というのは、最低限は必要だとわたしも思うわけですが

第九条を変えたらどうなるでしょうか。


政府はなんの決断もできず、防衛省にお任せ。そのうちいつの間にか、

民主主義国家が軍事国家に、ということに。

政治家のみなさんは、そうなってほしいのだろうか。

命の危険があるのに、第九条を変えたいのか、あきれたね。

自衛隊を信じ過ぎてませんかね。それは狂信というのだよ。無能もここに極まれり。


きっと、国際的に、自衛軍を持たないことがネックで、ずいぶん損をしていると、

思う人たちがいるんだろうな。

まあ、国際社会は、軍があることが前提だもんね。

スイスは永世中立国だけど、おんな子どもも武装してるそうな。核シェルターもある。

武器があれば、どれほど強く出られただろうと思うことが、たくさんあるんだろう。

しかしねえ……

「剣によって立つものは、剣によって滅びる」

とイエスも言ってるんだよ(笑)


日本の豊かな財産や土地を奪おうとする国や、人材や資材を差し出せと横暴なことを言う国の

顔色をうかがって外交していくのはつらかろうが、

そんなに改憲したいなら、

文民統制の議論をきちんとしようよね。

第九条議論で消耗するより、

ほんとうの国際社会の現実を、国民に知らせるべきじゃないかな。


わたしはね、夢を抱いて敗れ、アメリカやフランスなどに恨みを抱いてる人たちを

ある程度、知ってるの。

そんな人たちのためにも、憲法と軍の関係、

もっといろいろ、議論しようよ。


もちろん、感情論じゃなくて、現実を見ながら話すのには、訓練が必要。

教育は、そのためにある。受験のためじゃないんだよ。


教育が崩壊して30年以上経ちます。

コロナで学校にも行けない事態も出てきました。

コロナはなぜあるのか、国はなぜあるのか。

子どもに問われても答えられない大人は、困惑します。

いままで学んだことはなんだったのか。学校の存在意義が、子どもたちに問われています。

そろそろ、自分で考えはじめましょう。

コチコチに凝り固まってはいられない時代になったのですから。




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