『たまには、時事ネタ』斉藤美奈子 パート5

24日までは、斉藤美奈子さんの『たまには、時事ネタ』を中心に、

あれこれ書いてみるという、エッセイ日記です。

今日のネタは「平和」です。


この『たまには、時事ネタ』内には、かいつまんでこうありました。

日本は世界に平和を訴えなければというが

先進国の認識は、凶悪少年が世界をあばれたから、原爆を落としてやった、

あれがなかったらもっと人を殺したでしょ、

というのが常識で、

日本の「世界に平和を」というのは田舎者の寝言だ……。


しかしですよ、明治・大正・昭和、開国以降の歴史を見てみると、

日本が凶悪少年になったのには、ちゃんと理由がある。

要するに、その時代の先進国がヤクザ集団で、東アジアやアフリカなどを

帝国主義により、搾取していたからじゃないですか。

そっちがヤクザだったのを都合良く忘れて、こっちだけが凶悪少年というのは、

いくら戦勝国だからって、偏ってませんかね。


歴史は、勝者がつくっていくのだね。

勝てば官軍、負ければ賊軍。

斉藤さんの言ってるのは、官軍の理屈。

斉藤美奈子は自虐ネタとして話してくれてるのかもしれないけど

一方的な歴史の見方しかできなくなったら、

自分のアイデンティティーというものを喪いかねない。


日本人としての誇りを捨ててまで、戦勝国におもねらなければ、

世界では生きていけないのかねえ。

自分の主張ができない日本人。

情けないぞ。






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