サザエさん 特選エピソード #03

ここ数日、サザエさんを見ています。

創作の勉強になるかな、と思ってるのよ。

キャラクターの立て方、

作品の描かれ方、

オチのつけ方。

短い作品だから、その分ギュッと濃縮されているし、

楽しんで勉強できるところがいいですね。

アマゾンプライム、入ってよかった。



今回お話するのは、#03の1エピソード。

サザエさんがミス日本だというデマが、

近隣を席巻する話。


サザエさんは、噂の出所を突き止めようと、

三河屋さんに協力を要請すると、

彼は、「お客さまのプライバシーに関わることに

配慮して、対処させていただきます」

サザエさん、昭和30年代じゃなかったのか。

罪のない噂の火消しに必死になるサザエさんのこのエピソード。

意外な現代性を見た気がします。


現代といえば、新型コロナウィルス。

サザエさんの話と、関連があります。

昼のワイドテレビを見てたら、フランス人が日本人に対して、

「コロナ!」と差別的発言をしたり、

日本料理店に、

「コロナ出て行け」

と落書きしたりという報道がありました。

サザエさんは、ほのぼのしてますが、

一歩間違うと、噂ってこわい。


つまり、

「コロナウィルス事件も、サザエさんと似たところあるー」

ちょっとしたキッカケで、噂が噂を呼び、

処置が後手に回るというところ、

すごい似てる(w


サザエさんって、ある種の理想郷かな。

でも、ああいうのがほんとに過去の日本にあったのなら、

わたしは、ちょっとコワイ。

だって、ちょっと調査されたら、すぐ噂の出所を突き止められるんだもん。

口は災いの元ということで、

表現することに自主規制がかかったりするかもしれない。

そういえば、現代という時代は、昭和のホノボノがなくなり、

言葉狩りが席巻するネット社会になったんだった(笑)

ほんとの悪意が、突き止められない時代になったのよね。

……プライバシーの開示、気をつけなきゃ。



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