第2話 叫ぶ植物

「あー」

 四つ在ちゃん四つ在ちゃん。

「ああ~?」

 四つ在ちゃんは四つ葉なのになんで葉が六枚もあるの?

「あ?」

 めりっ、ぶちぶちぶちぶちっ

「ぁあああああああ゛!!」

 四つ葉のクローバーである四つ在ちゃんに、葉っぱの枚数を聞いてはいけない。何故ならそれを言ったら最後、反論させないため自ら腕の部分である葉を引き千切り、無理やり四つ葉のクローバーだと主張するからだ。

 しかし目に涙を溜めて痛がるも、数分後にはまた復活する。

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