第3話 先日見つけたレビュワーさんに対して思うこと
最初に述べておきますが、これは私の作品に対して書かれたレビューの話ではないです。というか応援コメントは頂いたことはありますがレビューをいただいたことはないです。名前やどの作品かは筆者は一切公開しません。また、作品は読んでません。自分最低だな。また、最後に普通のネットマナー的なことも書いてます。出来たら辛抱して最後だけでもいいから読んでほしいです。
さて、先日自称辛口レビュワーさんを見かけたのでその方のレビューを読んでみました。内容を要約すると以下のようになります。
「この作品の主人公はただ口が悪く、全く感情移入出来ないので性格を変えるべきです」
いやいやいや、このレビューってありなんですか?
私の話ではありますが、基本的に作品を書くときにキャラクターというものにはかなり力を入れます。熱血キャラは勢いをつけることができ、知生派なキャラはかなり頭を使うのですが、一人いるだけで説明が楽になります。没個性的なキャラクターはそれはそれで周りのキャラを立てるいい味を出すことが出来ます。
主人公をどんな性格にするかによって物語の方向性が決まってきますし、どのような選択を取るか、どのような展開をするか、物語の大半にかかわる話といっても過言ではありません。まあ主人公そっちのけで進む物語もあるので、一概に言い切ることはできないのですが、重要なポイントであることは確かです。
それを変える?
私はかなり怒りました。見ず知らずの作者さんの書いた、読んでもいない愛着のある作品でもない小説。そこに顔も見えない誰かが書いたレビューに対して。
私と全くかかわりのないところで起きた話なんですが。
お前の作品つまんねーと言われるよりよっぽど屈辱じゃないかと思う。
少なくとも胸糞悪くなりました。他人の作品でこれですから、自分の作品に対して書かれたら一週間くらい引きずる気がします。
作者側が言われっぱなしにしないといけない世の中ってなんかおかしい。
他の人がどうかは知りませんが、私は一話書くのに数日かけたりします。(つまりひと月かけても最新話が更新されないのはさぼってるから。毎日更新してる作者さんはすごい尊敬します)そのため、一話には相当な量のカロリーがつぎ込まれています。そこに主人公の性格変えろなんていわれたら、もう戦争ですよ。
商業誌ならいいでしょう。少なくないお金を払って、わざわざ買っていただいたのに内容がクソつまらない。それは文句を言われてしかるべきです。まあ文句を言われたからと言って内容を変える必要はないので、以降は買わないでくださいとしか言えないと思うのですが。
ですが無料で公開されている小説に、具体的な改善案もなく、なぜそこが悪いのか具体的な理由を説明せずに「変えろ」と文句を言うんですか。読まなきゃいいだろ。レビューという誰もが見ることの出来る場所に性格変えろなんてよくかけるなと思いました。少なくともあなたはあなたが口が悪いといったその作品の主人公に感情移入出来るんじゃないでしょうか。
こんなん善意の押し売りというか、善意にみせかけた悪ですよ。
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とまあさんざん書きましたが、たぶん作者さんはレビューが付くというだけで結構嬉しいと思うんですよね。なので、そういうマイナスな要求は応援コメントの方に書いてあげてほしい(あっちも誰でも読むことが出来ますが、小説の横っちょにレビュータイトルが出ることはありません)。なぜなら、応援コメントには返信できるからです。どういう意図があってそういう風にしているのか、理由を書いてくれる作者さんもいるはずです。もちろんいちいち取り合ってられない忙しい作者さんもいますから、返事がなくても仕方ありません。
そして、いいところをレビューに書いてあげてほしい。レビューというのはその作品を紹介する文章です。本当にその小説が良くないと思ったら、これこれこういう理由でこの小説は面白くありませんでした。としっかり理由を書いてほしいと思います。自分の意見や感情を筋道立てて文章化するのは大変ですが、その努力もしない人にレビューする資格はないと思います。私は短編へのレビューのために作品を何度も読み返し、そのうえでレビューを書いています。1作品だけしか書いていないのですが、しっかりその作品のことを考えて書きました。
そして、欲を言うなら次の作品も読んでほしい。あなたのレビューを受けて、作者はどう思ったのか。その結果が反映されているかもしれません。
前半かなり飛ばした内容でしたが、最後まで読んでいただき感謝します。
カクヨムのレビュワーさんのモラルは高いように見受けられますが、それでも自分の意見をそのまま垂れ流すだけの人もいます。ここはあなたのツイッターのページでも、友達とのラインでもありません。投稿する前に一回、これを読んで誰かが不快な思いをしないかどうか確認してから投稿してほしいと思います。
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