第5話 『地球大防衛生物連合会』 その1
カウンターの下から這い出してきたごき大将は、無数の部下を引き連れていたのである。
これには、やましんさんも、仰天したのであった。
彼らは、カウンター席の上に続々と這い上がり、身長2メートルに達する、ひとの姿となったのである。
黒のフロックコートを、カッコ良く着こなした、いかにも、将軍と言うべき、堂々たる姿であった。
『むむむ、す、すごう‼️』
やましんさんが、うなった。
『ははははは、まあ、やましんさんに、敬意を表したつもりです。』
『そりゃ、ども。あの、大将は、どちら?』
その、巨大な人影のあたまの辺りで、おひげが、ちらちらと、揺らいだようである。
『われわれとしては、はとさぶろどのの発言に、大いに、興味がある。いまや、地球の、全抵抗勢力を、結集すべきときである。すでに、全くも連や、やすで連合、なめくじ連盟、むかで連絡協議会などとは、協調関係にありますぞ。』
『さすがだ‼️』
はとさぶろがいったのである。
『あの、ママ、ちょっとききますが………
』
やましんさんが、小声でママに尋ねた。
『ここの、電気代とか、水道代は、誰の負担?』
のらねこ女王=ママは、笑いながら答えた。
『ん、まあ、やましんさんたら、もう。やましんさんのご厚意に、決まってますでしょ。』
『え!いつ、決まったの?』
『昔からですよ。だって、やましんさんのほうが、後から、入ってきたんだから。当然ですわ。』
『え、そうなんですか?』
『はい〰️〰️〰️〰️〰️〰️‼️にゃんこ‼️』
『こらこら、やましんさん。いまは、緊急事態ですよ。』
はとさぶろが、珍しく、やましんさんを、たしなめたのである。
『きさまらに、何ができる。地球は、すでに、奴らのものだ。数億年まえから、宇宙ごきは、あの連中と、てをくんでいた。あんたたちの、手に負えるあいてではない。おれが、通報すれば、ここは、すぐ更地になる。』
カージンゴが、羽をばたばたさせながら、脅した。
『なら、こっちも、すぐ、移転する。意味ないさ。甘く見ないでほしい。』
ごき大将が、凄みを見せた。
やましんさんは、真っ青になった。
・・・・・・・・・・・・・・・・ 😸
つづく…………
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