2/3 節分だ。

 昨日、日記をお休みしていたのは特に書くことがなかったからです。

 本日も、新しいプリキュアが始まったね、程度のことしか話すことがないくらいネタ不足にあえいでおります。

 カクヨムでもマイペースに書いたり読んだり、ハートやレビューを頂いて心の中で小躍りしたり、まったり楽しんでいます。本当は以前のように連載小説でも書きたいのですが、ネタが固まっていない以上どうしようもありません。


 そんな時に書けそうなこと――というわけで、おりよく今日は節分であるということで季節ネタにでも手を出してみようかと思います。



【恵方巻】

 「あんな風習もともと無かった!」「寿司屋の陰謀!」「大量廃棄勿体ない!」と、あまりよいイメージを持たれていない、近年急速にメジャーになった行事食の恵方巻――。

 賛否両論ありそうですが、献立を預かるものにしてみると、ご飯のメニューに頭を悩ませなくてもいい日が一日でもあるのはありがたいものです。

 近年メジャーになったのは、スーパーやコンビニの働きかけもあったでしょうけれどこう言った事情も関係しているのでしょう。同じようにスーパーや食品業界がしかけているイースターがイマイチぱっとしないのも、「メインになる食材が無い」が大きいのでは(イースターに卵はつきものだけど、食材というより象徴としてですもんね……。ていうか本邦でイースターを根付かせるのはやはり難しいような)?


 話が横滑りしてしまいました、恵方巻ですよ。


 恵方巻によせられる賛否の「否」側の意見に、先にあげた「あんな風習もともとない!」があるかと思われます。

 関西発祥とされる恵方巻ですが、当の関西に代々お住まいの方からすら「うちではそんなことやったことないぞ」と疑われるケースもままある始末。


 そんな恵方巻ですが、うちは昔から節分には食べていました……。ちなみに私は関西の片田舎出身です。


 最も、恵方巻とは言わず普通に巻きずしとよんでましたけどね。そして丸かぶりもせずに普通に切ったものを、恵方を向いて「笑いながら」食べろというのがルールでした。笑いながら食べるのは難しいので、あまり守られていませんでしたが。


 そのせいで、節分には自然と巻きずしを食べたくなります。特にウチの定番の具だった、「醤油をかけた鰹節をたくあんにまぶしたもの」を巻いたものが食べたい。おいしいんですよ?


 そんなわけで、色々と言われる恵方巻ですが、うちでは昔から食べてたぞー! とこの場を借りて主張してみました。



【鰯】

 節分といえば、欠かせないのが鰯の焼いたのではあるまいか。というご家庭はどれだけあるのか、ないのか。

 なんで鰯の焼いたのが節分に関わるのさ? という方のために、安易にWikipediaさんから引用いたしましょう。以下引用。



・柊鰯


柊鰯(ひいらぎいわし)は、節分に魔除けとして使われる、柊の小枝と焼いた鰯の頭、あるいはそれを門口に挿したもの。西日本では、やいかがし(焼嗅)、やっかがし、やいくさし、やきさし、ともいう。


 柊の葉の棘が鬼の目を刺すので門口から鬼が入れず、また塩鰯を焼く臭気と煙で鬼が近寄らないと言う(逆に、鰯の臭いで鬼を誘い、柊の葉の棘が鬼の目をさすとも説明される)。日本各地に広く見られる。


 引用終わり。


 私の実家はこの、やいかがしを作る家だったので節分になると母が鰯を焼いておりました。匂いにつられてやってきた野良猫が庭でにゃおにゃお騒いでいたことなども思い出されます。

 所で私は昔から青魚が好物なので、鰯を焼いた匂いも特に悪臭だと思わない子供でありました。この匂いがダメだという鬼の嗅覚はよくわからんなあと思っておりましたな……。


 ――こうしてみると、うちの親はマメに行事食を提供してくれていたんだなと感心するやら感謝の念やらが芽生えてきますが、そんな自分はというと巻きずしは買ってすますことが多いし、やいかがしは作らないという体たらくでございます。ああ、失われゆく日本の伝統……。

 せめてもと鰯だけは毎年焼いているのですが、今年はうっかり用意するのをわすれてしまいました。

 豆だけは忘れずに買わないとな……。



 という塩梅で本日のどうでもよい日記でございました。



 そういえばカクヨムコンの募集期間が終了したそうで。参加された皆様、お疲れ様でした。

 私は十万字以上ある完結作を投げていただけなので、のんびりと最終日をむかえておりました。読者選考突破もハナから諦めていましたので気楽なものでした(じゃあなんで参加したのかと申しますと、自作を極力目立たせたかったのですよ。あまり意味ありませんでしたが)。


 カクヨムコンに参加して三回目になるかと思いますが、毎年毎年課題が尽きませんね……。今回はジャンルロンダリングなんてこともありましたし。

 スムーズにコンテストが開催される難しさを、傍で見て感じるばかりです。

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