12/28 アニメをよく見た一年だった(『希望が死んだ夜に』読んだ)
とりあえずしばらくは日刊でやろうと決めたものの、さっそくネタ切れ気味な本エッセイへようこそ。
今回はタイトルどおり、本年は久しぶりにアニメをたくさんみていた一年だったので、その一言感想でも語ろうかというテーマでやってみようかと思っております。順不同です。
①「キャロル&チューズデイ」
歌手になりたくて家出してきた実は大統領候補の娘さんと地球の難民で今は火星の大都市に一人でたくましくいきている女の子が出会って、デュオを組んで歌い続けるうちに火星の歴史に刻まれる「奇跡の七分間」を起こすまでのドラマ。
ガールミーツガールとあらば見なければ、というわけで視聴する(確か初期のクレジットには脚本に渡辺あやさんの名前があったはずなんだけど途中からみかけなくなっていた。どうなったんだ? 何があったんだ?)。
二人に目をつけるのが落ち目の元業界人だったり、ライバルキャラがいたりと芸能界アイドルものとしてのセオリーを今風にマッシュアップしたストーリーが懐かし楽しかったり、各話に涙組んだりしながら楽しく視聴していた。後半尻つぼみぎみだったのが残念だったかな?
印象的だったのが第一話、家出中のチューズデイのシーンが魔女の宅急便のパロディだったりしたところ、往年のスターで今は身を持ち崩しているシンガーを演じる林原めぐみがよかったことなど。
迷惑をこうむりながらも二人を支えるロディが好きでしたね。男子は最近ああいう子が好ましい。
②「さらざんまい」
秘密を抱えている中学生男子三人が河童になって、カパゾンビから尻子玉を抜いたりするアニメ。イクニ好きとしては視聴せねばなるまい(「ピングドラム」をまだみてないんだけどな!)。
縦笛舐める燕太くんに衝撃をうけたり、久慈兄弟とカワウソ警官周りの終盤ドラマでダーダー泣いたりしていた。それにしても最終回間際にTwitterを駆け巡った死亡説にはびびった。
それにしても本作をみていたのが小学五年~中学生くらいだったらやばかったね……。久慈兄弟にハマって大変なことになっていたね。大人なので多少の分別が働き、落ち着いて楽しめました。
しかしもし自分が二次創作するとしたら、カズキ君への想いをぶちまけたり一方的な嫉妬をぶつけてくる燕太くんを面倒くさがりながらもなんだかんだで話きいたり世話をやく久慈弟の話とかになると思う。このコンビが好きだったんです。カワウソ警官周りのドラマも好みでしたが。
③「プリンセスプリンシパル」
架空のイギリスらしき国を舞台にした、スチームパンクでヒストリカルなスパイアクション。再放送をみておりました。
絵柄よし、ドラマよし、キャラクターよし、キャラクターの関係性も百合的によし、アクションもよし、非常にクオリティが高く評判になるのもファンが多いのも劇場版がつくられるのも納得のシリーズでした。ああいうのこそEテレの夕方とかBSアニメ劇場(もうやってないだろ)とかで定期的に再放送しなきゃダメだね。スパイごっこをしたがる女児を量産させなきゃダメだね。
……と、楽しんでいたのにこちらの不手際で最終回近辺の録画をふっとばしてしまい、未だに終わりの方が視聴できておりません……。悲しい。ドロシーさんが好きです。
④「グランベルム」
魔術師の少女たちが異空間で行われるロボットバトルロイヤルに出て戦うアニメ。勝者は全ての願いが叶うことになっているけれど実は……? という、ああいうお話で百合をやる。
ストーキングという名のライフワークやらミスルサンチマンやらのパワーワードで前半を引っ張った立役者、屈折お嬢様のアンナ・フーゴさんの迫力に押された面も多々あるものの、ストーリーやキャラクターの関係が気になって毎週楽しみにしておりました。終わってから少々ロス状態になるほどでした。
琵琶湖周辺らしき舞台背景をみるのも毎回楽しかったですね。
好きだったのは、体は子供頭脳は自称大人のねね姉とやっぱりアンナ・フーゴさん。
⑤「フリップフラッパーズ」
毎日を淡々と過ごしていた女の子が変わった女の子と出会って、奇想天外な冒険に繰り出すようになるけれど、その裏で何やら世界の存続にかかわりそうな大きな陰謀が蠢いていたりしていた系のアニメ(なんちゅう説明)……。
ある動画配信サービスのお試し期間に一気に見て解約するという、非常にビンボくさい方法で視聴する。
実は何かのきっかけで見かけた動画の断片を見て以来「これは私がみなければいけないやつではないか?」という勘が働いて以来、ずっと見たかったアニメでした。そんでもって、予感は的中しておりました。ああもう好き。絵柄も冒険の内容も、小道具もストーリーも好きしかない。好きの塊でできている。この作品が地上にあることが一種の奇跡。なんでこんなすごいアニメが放送当時に覇権とってないのか理解に苦しむ……という、ちょっとおかしなテンションになる程度に好きです。よって感想が書けない。おれはこの好きさを作品に昇華するしかない……。
キャラクターではヤヤカちゃんが好きでした。
……とまあ、こんな具合に頭の悪いアニメ感想をまとめてみました。
今まではお昼に更新しておりましたが、明日はどうなるかわかりません。ひょっとしたらお休みするかもです(一応アナウンスしてみたけど、そこまで楽しみにしてくださる方はいるんだろうか……?)。
・本の話……
天弥涼『希望が死んだ夜に』、一気に読みました。
貧富の格差が広がる現代社会で一番の犠牲となる子供たちに的を絞った社会派系のミステリーですが、読み心地はライトなのでサクサクと読めます。ただし結末は切なく苦い。
今年は百合ラノベや百合SF、百合ミスなど百合〇〇な小説を重点的に読んだ一年でもありました。その中でも、中学生女子の友情の尊さの描かれ方はトップではないでしょうか。深夜のバイトの帰りに自転車を押しながら語り合う中学生二人の図に胸が締め付けられますよ。
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