物語・創作論系

岡田淳氏サイン会にて

 1月19日に、児童文学作家さんである、岡田淳氏のサイン会に行ってまいりました。サイン会のことを知っていて訪れたというよりは、他に行く場所がありその寄り道で本屋に行ったらサイン会をやっているとのことで、急きょ参加した形でした。


 サイン会に行ったのは、今回が初めてでした。サイン本を購入することは、何度かあったものの、実際に作者さんにお会いして、直にサインを書いてもらったのは、これが初めてです。


 整理券に名前と先生へのメッセージを書く欄がありました。私はおこがましくも、


「児童文学作家になるためには、どうしたらいいですか」


 と記入しサイン会の列に並びました。いざ、先生の前に立ちますと、先生は整理券のメッセージ欄を読み、こういった趣旨のことを教えてくれました。


①たくさん本を読み、たくさん書くこと。

②物語を書きたい人が100人いたとしたら、そのうちの1人が物語を書き始められる人である。物語を書き始められた100人のうち、1人が物語を完結させられる。物語を完結させられた100人のうち1人が推敲をする。そうやって完成した作品が編集者の目にとまれば、作家になれる。


まず、物語を書きたいと思って書き始めること。そしてその物語をきちんと完結させること。これができるだけでも大きなことなのだと考えさせられました。そして、完結させられたことだけに満足するのではなく、しっかりと他者の目で自分の作品を振り返ること。そこまでできる人こそが、本当に作家になりたいと思っている人なのだと。


この言葉をしっかり胸に刻みこみ、今後の創作活動に活かしていきたいと思います。

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