第20話 手のひらの上

 シグナルは苛ついていた。ウィンクの話ではアクセルをトリック諸共排除できるはずだったのに、どうやらおずおずと逃げ帰ってきたとのことだ。こんな情けない話が他にあるだろうか策があるからと堂々と胸を張り、そして脱兎のごとく逃走することが。


「てめえ、いったいなに考えてやがる」


「私? 私ですか?」


 ウィンクは特に悪びれる様子もなく、平然とした態度でいる。いや、それどころかいつものように人を小馬鹿にした態度だ。


「てめえだって言ってるだろ」


「いやいや、てめえって『手前』――つまり自分のことを言っているかもしれないじゃないですかぁ。自問自答しているんだと思いましたよ」


 明らかにわかる嘘だった。そんなことは一ミリたりとも考えていない。わかっていて、それでも言うのだ。


「俺は、あいつらを真っ先に潰すべきだと思ったが、どうやら違ったようだな」


 たしかに裏切り行為を働いたのはアクセルであり、彼がそうしている以上、トリックもまた組織に仇なす存在になる。だからこそ組織は彼らを消すように言った。


 しかしそれに乗じて、筋書きを、物語を混乱に陥れようとしている者たちがいる。


 乗じた?


 それはきっと違う。初めから彼らの差し金だったのだ。都市警察の上層部を狙うことも、《欠片持ち》を殺害することも。そしてそれに連なったシグナルたちの排除も。


 だとするならば、いつからこのことは計画されていたのかが専らの疑問だ。あの仕事が舞い込む経緯はわからないが、それ以前であることは確定している。どこから始まっていて、どうして今なのか。それだけはどれだけ考えでもわからなかった。


 ウィンクは殺意を向けられてなお笑う。


「先輩、今頃気付いたんですかぁ? おバカですねえ」


「すべて嘘だったってことか」


「すべて? すべてってなんですか? 私たちの前に、嘘じゃないことがあるんですか? いえ、これは私たちだけじゃなくて、この世界に――この世界が嘘じゃないってことが誰にわかるんですか?」


「なに言ってやがる」


 シグナルの瞳にはすでに欠片が浮かび上がり、彼女の首から下の行動を制限していた。ウィンクは歩き出そうとかしていたわけじゃない。ただそれでも筋肉の活動をしていないわけじゃないのだ。


「つまりですねえ、私たちは、常に誰かに騙されているってことですよ。誰もが平等に騙されているんです。平等。良い言葉ですよね。私、大好きです」


「どの口が言うんだ」


「本心ですよぉ。だってほら、人はみな平等に死を迎えるって言うでしょう? これってつまり、人を殺すことは平等主義であることを表しているんだと思うんです。平等な死を与えているんだからね」


「てめえの背後には誰がいる。組織はどこだ」


 間違いなく、あの電話の相手が仲間だろう。ウィンク一人ではけしてここまで狂わせることはできない。どう考えてもおかしいのだ。彼女の移動速度が。都市警察十五支部の近くから下水道に逃げ、それからアクセルを拾う。これは偶然で済む出来事かもしれない。しかし彼女はそのあと難なくシグナルと会い、そして倉庫街に向かった。これも彼女が運動能力を隠していたというのならば説明がつく。


 だが、問題はそのあと。


 ここに辿り着くまでが明らかにおかしい。


 倉庫街で彼女が起こした爆発があった。その直前までは確実に彼女は爆心地にいたはずなのに、その直後にはこの場所にいた。


 いつも使っている集合場所に、当たり前のようにいたのだ。


 どんなに走ったところで、五秒以内に来られる距離ではなかった。それこそアクセルの「加速」がなければ、爆発直後に平然と木箱に座っていることなどできやしない。しかし彼女の能力が「爆発」である以上、それはない。彼の手助けがあったとすれば話は別だが、アクセルは生死をさまよっている状態のため、やはりその可能性は棄却される。


 つまり、別の誰かがウィンクを運んでいる。


 渡らせている。


 繋げている。


 そして狂わせている。


「別に組織とかじゃないですよぉ」


「じゃあ電話の相手は誰だったんだ」


「先輩は、娘の身の回りのことを知りたがるパパですか? って、私、そんな心配される前に殺しちゃったからよく知らないんですけどね」


 身動きがとれず、下手なことを言えば殺されるかもしれないとい状況で、彼女はやはり、けたけたと笑うのだった。


「ああでも、この世界が嘘だらけで、誰もが騙されているのなら、私も例外じゃなくて、案外殺したのは知らない人だったのかもしれませんね。ところで先輩は両親のことを憶えているんですか?」


「とっくに忘れた」


「いいですねえ。私なんかまだ憶えてますよ。そうそう、先輩先輩」


「なんだ」


「私がどうして両親を殺したのかって言いましたっけ?」


「いや」


「そうですか。なら教えちゃおうかなあ。実はですね、さっきも言いましたけど、案外殺したのは知らない人だったのかもってやつ、これが真相です」


「あ?」


「私は凡人ですから産まれてきた直後の記憶はありません。産まれてくる前の記憶もまたありません。だから、本当にこの人たちの娘かどうかもわからなかった。それでですね、もしかしたら『私がいた場所』を覗けば、触れてみれば、思い出すんじゃないかって思って、両親ともども軽く爆発させてみたんです。情けないことに耐久力の低い両親で、どっちも即死しちゃったんですけど」


 シグナルは自己評価において、自分はその他大勢から外れている異常者だとわかっていた。人を殺すことに抵抗はない。躊躇いもない。相手が泣き叫ぼうが、命乞いをしようが、関係なかった。


 殺した相手がどんな状態で死んだとしても、なにも思わない。たとえ車に轢かれ道端に平たくなっている蛙のようであっても、虫に集られる鼠の死骸のようであっても、パズルのように粉々になっていたとしても、それで吐き気を催すことはなかった。気持ち悪いと感じることもなかった。


 それは初めて人を殺したときからそうだった。


 だが、目の前にいる褐色肌の少女は、ひどく気持ち悪かった。どんな死体より、どんな蛆虫より、べっとりと纏わりつく空気よりも。


「で、まあ『私のいた場所』は損傷が少なかったんで、見てみたんです。触ってみたんです。嗅いでみたんです。でもなにも思い出さなかった。そこにいたって記憶はやっぱり思い出せなかったんですよねえ」


 なにより恐ろしいのはこの声だろう。彼女のペースに巻き込まれてはいけないとわかっていても聞いてしまうその声が、まるで彼女に話術があるのではないかとさえ錯覚させる。声には力がある。そうわかっていても、やはりその口に能力を使うことができない。躊躇わされてしまう。


 もう限界だった。


 今すぐにでも殺さなければいけない。


 少し能力を強めれば、呼吸もままならなくなるだろう。


「そういえば、先輩。先輩のいいところとダメなところってどこか知ってます?」


「んなもん知るか」


 と、シグナルは言おうとしたが、しかし自身の身体に起きた異変のために、それはできなかった。なにかが爆発する音がしたのだ。大きくはない。


 視界がガクッと揺らぎ、崩れるように倒れ、地面に打ち付けられた。


「優しいところですよ、せーんぱい」


 両足を動かそうとしたが感覚はない。痛みはある。血液が流れ出しているのもわかる。ただ動かすことはできない。動かそうとする足がないからだ。


 ウィンクを視界に捉えるために顔を上げようとしたが、後頭部を踏みつけられる。


「いつ、触った……」


「やだなあ、先輩。私が夜這いとかすると思ってるんですかぁ? もしかして願望? そうだったら笑っちゃいますよ」


「答えろ……」


「だーかーらー、この世界は嘘ばかりだって言ったじゃないですかぁ。私の能力に、触れないと発動しないみたいな制約があると、本当に思ってたんですか?」


 だったら今度こそ笑っちゃいますね、とウィンクはいつものように笑った。幼い声で、本当に楽しそうに。


 ウィンクの言うことももっともだが、しかしそれならば彼女は身の危険に晒されたときでさえ、本来の力を隠し通していたことになる。これまで彼女といくつか仕事をし、何度かは激戦だった。そのときでさえ、ウィンクは「触らなければ爆発できない」という自分の課したルールを守っていた。


 いつでも、どんな危険を前にしても笑っているのは、そういうことだったのかもしれない。シグナルはウィンクについての様々なことに得心した。


「お前は……。お前はなんのためにこの組織に入ったんだ」


「今日のためですよ。私は今日のために先輩たちと仲良く人殺しをしてきたんです」


 今日の出来事を振り返ろうと試みたが、しかしシグナルは彼女が暗躍していた場面をすべて見てきたわけではないため、思い浮かぶのは断片的なものばかりだった。


「すべての事象は紆余曲折あったところで、最終的に集約するってことです。今日のことも、いつか来る大切な日のための下準備だったんですよ。なぜ今日だったのかは私にもわかりませんけどね」


 シグナルはこの状況を諦めていた。彼女に勝てる算段がなかったのだ。触れられなければ害はないと思っていた彼女は、どうやら自分と同じように視界内であれば問答無用で起爆できる。逃げることはできない。ふいを突くとしても、それはウィンクも考えていることだ。対処されるに決まっている。


 なにもできない。


 ただ先ほどのように彼女の話を聞くだけ。


 傷口から流れ出る血の温もりを感じるだけ。


「先輩は優しいから、こういう結末を迎えたんですよ? わかってます?」


「かはっ」


 シグナルは笑う。


「わからねえなあ」


「他人を信じていないつもりでいても、信用しているんですよ。けして利用はしません。ただの悪ぶってるガキんちょなんですね」


「さてね、どうだか」


「一緒に行動してくれる人が欲しかったんです。同じ時間を共有したかったんです。理解者が欲しかったんです。異常者だからこそ、少数派ゆえに、同類に恋焦がれていたんです。私やトリックがそう。アクセルはちょっと違ったね、うん」


 アクセルだけは異なっている。それだけは同意だった。


「本当は先輩を殺す必要はまったくないんだけど、これは私が殺したいから。綺麗に散って欲しいなって前から思ってたんです」


「それは知ってた」


「そうだよね」


 倉庫内に携帯電話の着信音が鳴り響いた。シグナルのものではない。頭上で布の擦れる音がした。ウィンクが携帯電話を取り出しているのだろう。


「もしもしぃ。あっ、お疲れ様―。わざわざ電話してこなくてもいいのにぃ。えっ、心配? 心配してくれてたの? うわっ、嬉しいな。それ、いつもの冗談じゃないよね? もしそうだったら爆発してもらうから。やだなあ、冗談に決まってるじゃないですかぁ。まあ、そうだね。私、あまり冗談言ったことなかった」


 ウィンクの声が数段歓喜の色に染め上がり、同時に足に込められる力も強くなっていた。シグナルの額がコンクリートの地面に擦りつけられる。


 ある程度血を失ったおかげで、頭の中はクリアになっていた。諦念もいつしか消えている。これまでのように最善の策を考え始めていた。今できることを模索する。そのためには現状と環境を知らなければならない。


 両足を失っているため、動きまわることはできない。両腕は残っているが、これは残されていると考えるべきだろう。たとえばここでナイフを取り出し、ウィンクの足に切ろうとしてもその前に両腕を吹き飛ばされるだけだ。電話をしているからといって注意を削ぐわけではない。


 倉庫内はアクセルの裏切りのために用意した道具が多数あるが、しかしそれらを発動させるためにはやはり両腕を使うしかない。


 結論から、シグナルはウィンクに反撃することはできない。


 あとは運と時間次第だろう。


「そういえば、ちゃんとやっておきましたから。うん。そうそう。トリックと月宮湊は無事に接触。うーん、どうだろう。私としてはあの二人を生き残らせるのは相当にまずいと思うけど……。いや、誤解しないで。別に殺したいわけじゃないから」


 聞いたことのない名前。


 月宮湊。


 どうやらウィンクの今回の仕事は、彼女が言っていたように、トリックと月宮湊という人物を接触させることだったらしい。いったいどんな関係があるのかはわからないが、思うところがあるとすれば、やはりトリックの能力だろう。あの力と月宮湊になんらかの関係があるようだ。


 すべての事象は紆余曲折あったところで最終的に集約する。


 その下準備。


 誰もが平等に騙されている。


 彼女たちの思惑は、全人類に関与することなのだろうか?


「たしかに私じゃあ、どちらにも勝てないよね。トリックはいつもヤバいとは思ってたけど、月宮湊は思っていた以上にヤバいよ。あの人、本当に人間なのかなあ。というか、あの人の横にいた子も相当凄い動きをしたけど、事務所ってのは化物しかいないの? うん。ふうん。そうなんだ。怖い怖い」


 事務所の化物と聞いて、思い出すのはやはりあの男なのだが、他の連中も同じように桁外れの実力を持っているらしい。あのくたくたになったシャツを着た男と同程度が数人いると思うだけで気が狂いそうだった。


 都市警察が横に並べるはずがない。シグナルの見解では、あの男一人で都市警察を壊滅させることができる。二大組織とは言うものの、横並びというわけじゃない。その差は歴然だ。


 多くの血を失ったせいで、すでにほとんどの感覚がなくなっていた。床の冷たさを感じることも、身体から流れ出す血液の温かさを感じることもない。指先を動かすこともままならなかった。


 視界もまた掠れ始めていた。灰色の床に影が落とされ黒くなっているはずなのだが、その目には白く映り始めている。まるで雪原に伏しているかのようでもあった。


 死ぬ間際に命を繋ぎとめることができるのが気力だという話を信じてはいなかったが、シグナルは今まさにその気力だけで生きている状態だった。


 思うことは、考えることはただ一つ。


 この褐色肌の少女に一矢報いる。


「うん。うん。わかってる、わかってますよ。無事に帰るまでが任務ですもんね。大丈夫です。あとはぱぱっとシグナル先輩を殺してそっちに行きますって。はい。はい。もう、心配しすぎですよぉ。もしかして私のこと好きなんですかぁ? なんてね。冗談ですよ。それじゃあ。はい、またあとで」


 夜空さん、とウィンクは締めくくった。それから長く細い息を吐いた。足に込められる力は弱まらない。それどころか抵抗する力の方が弱まっているため、どうすることもできない。


「さてと、それじゃあ先輩をかるーく爆発して帰ろっと」


 シグナルは“その音”を聞いた。額が地面に触れているためなのか、その音を拾うことができた。ウィンクは気付いていない。


「やれるもんならやってみろよ」


「あれ? まだ話す元気があるなんて。さっすが先輩。素敵ですねぇ」


「はっ。てめえに、そんな、こと、言われても、嬉しくねえ、よ」


 話すことがこんなにも辛かったことはない。難しいと思ったことはない。思っていることをきちんと音にすることができているのかは定かではないが、それでもシグナルは声を絞り出した。


 目的は変わっていない。


 そしてそれの機会は早くも訪れた。


 倉庫の扉が勢いよく開け放たれた音。


「やっべ。忘れてた」


 しかし駆け出す音はない。倉庫に訪れた者は扉の近くから動いていないのだろうか。シグナルにそれを確認する術はない。


 だが、シグナルは見た。


 白い視界の端に、黒い靴があった。


「喰わせてもらうぞ! ウィンク!」


 トリックは叫ぶようにそう告げた。


 彼女がここに来る計画を立てたのは、他でもないウィンクだ。いや先ほどの電話の相手である「夜空」と呼ばれた人物かもしれない。しかしそれはどちらでもよかった。結局、ウィンクはそのことを忘れていたのだ。


 しかしそれは予期できなかったことではないし、対応できないことでもない。扉を開けたトリックを見てそのことを思い出したのだから、あとはいつものように戦うなりすればいいだけ。


 だが、予期できないことが起きた。


 扉を開けて現れたトリックは、一瞬でその距離を詰めた。


 音もなく、まるで消えたかのように。


 アクセルが能力を使用したときのように。


「やばっ!」


 ウィンクはトリックの攻撃を回避したのだろう。そのためシグナルを抑えつけていた足が離れた。


 一矢報いるのならば、今しかなかった。


 顔を上げ、その視界にウィンクを捉えた。トリックの右手を避けている姿は滑稽だった。これまでの余裕が崩れている。


 そこに追い打ちをかけた。


 逃げようとするその動きを「減速」させた。


「足が……。先輩か!」


 トリックの右手がウィンクに届くまでほんの数センチのところで、シグナルの視界が消滅した。


 その直前にわずかに聞こえた爆発音。


 両目を、あるいは頭部、もしくは全身を失ったのだろう、とシグナルは理解したが、しかしそこまでしか思考することができなかった。


 一矢報えたのかどうか、それだけが気がかりだったが、それを確かめることはできない。


 沈みゆく意識の中で、シグナルは軽薄に笑った。



     ※



 倉庫内にいるのは茜奈だけだった。傍にシグナルが横たわっているが、それはもはや彼と呼んでいいのかわからない代物に変わり果てていた。ウィンクに能力を使用したために殺されてしまったのだろう。なにもしなければ、助かっていたかもしれない。


 ただ彼がなにもしなければ、ウィンクを追い詰めることはできなかった。彼女は身動きができないせいで、相当焦っていた。かつてない焦燥を見せ、そしてかつてないほど生に貪欲な姿だった。


 茜奈は横たわるシグナルを見下ろした。両足は膝から下がない。能力をしようしたせいで頭部が失われている。弾けたかのように血が散乱し、それはまるで花のようでもあった。


「すまない。仕留め損なってしまった」


 茜奈の右手がウィンクに届くと思った瞬間、彼女はそこから消えた。まるで瞬間移動のようでもあったが、茜奈の目はそれを捉えていた。


 地面に黒い穴があった。黒々としていて、なにもかもを呑みこんでしまいそうな穴。一瞬「掌の口」が変容したのかと思われたが、その感覚はなく、いざ確かめてみると「掌の口」は昔と変わらずそこにあった。


 その穴は茜奈が触れる前に消えた。これもまた一瞬だった。


 理解はできなかったが、思い当たる節はあった。長月の話でもウィンクが消えたというものがあった。


 暗躍した者の能力なのだろう。しかし倉庫内にその気配はなかった。


 なにもかもが有耶無耶に終わってしまった。裏組織が今後どう対応してくるのかも、ウィンクの正体もわからないままだ。


 なにかが台無しになったような喪失感、虚無感だけが茜奈の心に広がっていく。見えない相手に恐怖しているのかもしれない。


 嵐が通り過ぎたあとのような静寂が、彼女を包んでいた。

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