第4レポ ニッポンのキュージツ

 二年の村松優斗(むらまつ・ゆうと)です。


 九月は、十九日の〈敬老の日〉、二十三日の〈秋分の日〉といったように、祝日が続いたので、国民の祝日の数が気になって、レポートとして、まとめてみることにしました。

 

 さて、『内閣府』の公式サイトにアクセスして、とりま、二〇二二年と二〇二三年の〈国民の祝日〉を参照してみました。ちなみに、括弧の中が二三年の日付です。


 二〇二二年(二〇二三年)

 元日:一月一日(一月一日)

 元日の振替休日:(一月二日)

 成人の日:一月十日(一月九日)

 建国記念の日:二月十一日(二月十一日)

 天皇誕生日:二月二十三日(二月二十三日)

 春分の日:三月二十一日(三月二十一日)

 昭和の日:四月二十九日(四月二十九日)

 憲法記念日:五月三日(五月三日)

 みどりの日:五月四日(五月四日)

 こどもの日:五月五日(五月五日)

 海の日:七月十八日(七月十七日)

 山の日:八月十一日(八月十一日)

 敬老の日:九月十九日(九月十八日)

 秋分の日:九月二十三日(九月二十三日)

 スポーツの日:十月十日(十月九日)

 文化の日:十一月三日(十一月三日)

 勤労感謝の日:十一月二十三日(十一月二十三日)


 このように並べ置いてみて、改めて気付かされるのは、日本の国民の祝日は、二〇二二年が十六日、二〇二三年が十七日、案外多いな、という事です。

 つまり、六月と十二月には一日も休みがないものの、それ以外は、月に一、二回は、土日以外にも休みがある分けです。

 ちなみに、二〇二三年の祝日が一日多く、十七日になっているのは、「祝日法第三条第二項」によって、もしも祝日と日曜日が重なった場合、その翌日が休みになる決まりがあるからで、それが、いわゆる〈振替休日〉です。


 さて、僕たち大学生は、前期十五週、後期十五週、計三十週が、いわゆる講義期間で、これに定期テスト期間を含めても、学校があるのは約三十二週です。つまり、別の言い方をすると、年五十二週のうち、休みは約二十週という事になります。

 感覚的には、八月・九月が夏休み、年末・年始の二週間が冬休み、二月・三月が春休みなので、これにゴールデンウィークを加えると、年の三分の一は学校が無い事になります。


 しかし、数年後に就職して社会人になったら、こんな風に、大学生のような長い休みを取る事は不可能になってしまいます。

 そこで、社会人はいったい、年三百六十五日のうち、どれくらい休めるのか気になって、調べてみる事にしました。


 一年は三百六十五日なので、週で言い換えると、年五十二週プラスアルファーです。ざっくりとした計算になるのですが、土日が休みの完全週休二日制の会社に勤めるとして、最低一〇四日は休みになります。年によっては、一〇五日、あるいは、一〇六日の日もある分けですが、計算し易く、ここは、一〇四日としておきましょう。

 既に確認したように、振替休日を除くと、日本の祝日は十六日あるので、土日祝日の〈一二〇日〉というのが、社会人にとっての休日になります。

 つまり、一年の三分の一は休みな分けで、たしかに、大学生よりは少ないものの、自分が予想していたよりも、社会人にも休みはあるな、という印象でした。


 問題は、夏のお盆休みと年末年始、どれくらい休めるかなのですが、自分の先輩や親戚の様子を見てみると、お盆休みは三、四日程度、年末年始は土日祝日を除いて七日くらいなので、これに一二〇日を足すと〈一三〇日〉程度、つまり、年の三分の一が社会人にとっての休みという事になります。


 しかし、社会人の休みは、大学までとは違って、まとまった長期休みが取れず、細切れに休みがある印象なので、会社からもらえる有給休暇というカードを、どのタイミングで切って、一連の休みを少しでも長期化するかが、社会人の課題だと思いました。


 そう考えると、大学時代にしか取れない長い長い、この貴重な時間を、次の機会にはもっともっと活用したい、と思う今日この頃なのです。

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