欧州の浮世絵人気は日本人としてはとても嬉しいものだなあと常々思います。
『タンギー爺さん』の背景への浮世絵の散りばめ方(詰め込み方?)はゴッホの日本愛が詰め込まれているようで、とても好きな作品です。講義に登場して嬉しくなりました。
それにしても、初期に海を渡った浮世絵は作品としてではなく、陶器類の緩衝材としてだったとは!これは全く知らなかったので衝撃的でした。
作者からの返信
蒼翠琥珀さま、コメントありがとうございます
浮世絵は、肉筆画はユニークなものなので、さすがにこれを緩衝材にはしなかったと推測しますが、版画の場合、いわばコピーなわけですから
もしかしたら、自分たちが新聞や広告紙を緩衝材にするような感覚だったのかもしれませんね
編集済
リンメイの歌が聞こえてくる。そう覚えながら、講義を受けていました(笑)。
生真面目な性分の私は、身を固くして講義室の片隅で他の学生と共に講義を受けている。そう錯覚して拝読していました。
耳を傾ければ、
「迅先生、ボードが見えない。少しずれて欲しい」
「お前、迅ちゃんに気があるのかよ」
「迅ちゃん、今度の飲み会でてくれよな。迅ちゃんがいないと盛り上がらない」
と、親密な関係を表す雑談が飛び交いながらも、真面目に受ける学生。それに応えて談笑を交える講師。
それは学生に親近感を与える講師の姿が見えました。
私はそれを傍らで見ているようでした。講義の場の環境や雰囲気づくりが上手いと思います。まるで実際に講義を受けている感じでした。私が先に残したコメントで没頭している様子が垣間見えるかと。
続投されるのであれば、再び講義を拝聴したいと思います。受講料★★★を残します。
作者からの返信
美ぃ助実見子さま
ここまで講義にお付き合いくださり、ありがとうございます
自分がメインで書いていて、原則、週末に週刊公開しているのは、ギリシア神話をベースにした『オリュンポス・マキア』なのですが、
『文化史講義の実況中継』は、ネタが尽きない限り、不定期連載してゆくつもりなので、今後とも、お読みくだされば喜ばしい限りです。「夏期集中講座」も未だ終わっていないので(笑)
自分が、今、連載している四本の中で、『文化史講義の実況中継』に近いのは、半随筆・半小説で、旅行記にアニメの分析を織り交ぜた『虚構の中の都市空間』かもしれません
とまれかくまれ、実際に講義を受けているよう印象をもたらす<実況中継>をテクスト上に、ある程度再現できているような感想をいただき、これ以上の喜びはありません
繰り返しになりますが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました
隠井 迅
浮世絵が海を渡った話は面白かったです。
ゴッホのタッチが好きだったのでタンギー爺さんを検索しました。
確かに後ろにありますね。
作者からの返信
七紙野くにさま、コメントありがとうございます
本当は絵を見せられればベターなのですが、WEB小説で、挿絵を入れられない関係上
「絵や音楽はWEB」というように、きちんと固有名詞を記述しておけば
具体的に絵が参照できますね