第8話 メール

今日、俺は小雪に押し付けられた連絡先の紙を見ながらベットに寝転がる。




今どきメールかよとか思ったがまあ買ったばかりだし仕方がない。それにしても押し付けてすぐに去っていったな。




何か用事があったみたいだ。明日の場所とか話そうと思ってたがメールしとくか。そう思い、スマホを起動する。




メールアプリを開くと、やたら来てるスパムや登録してるサイトの情報などでメールボックスが埋まっているのに辟易する。




小雪のメアドを登録し、メールを送ろうとする。




「内容どうすっかな」




俺は呟く。家にいると独り言多くなる。俺はメール頭を悩ませ、いくつか案を出した。








案1




『山吹 駿です。明日は古宿の東口前に10時集合でいいか?』






案2




『駿です(。 ー`ωー´) キラン☆ 今日はすぐに帰っちゃったけど大丈夫( ̄▽ ̄;)友達として心配だよ(´;ω;`)明日は古宿の東口前10時集合でいいかなσ( ̄^ ̄)?』






案3




『登録外から失礼するゾ〜 このアドレス面白スギィ!自分登録してもいいですか!?なんでもするので許してください!(なんでもするとは言ってない)』
















うーん。普通に1だよな。ちょっとふざけすぎたわ。2はなんか鬱陶しいおっさんみたいだし、3に至っては・・・これはひどい。はっきりわかんだね。




まあ案1のメールを送った。暫くしたら返信が帰ってくると思うので、その間、ゲームをしていよう。










どうやら返信が来たようだ。どれどれ・・・






『それでいい。』




俺と同じで簡素なメール内容だ。確認をした所で俺は寝ることにした。明日はどんな一日になることやら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る