第6話

「ねえ、太」

「はい。お母さん」

「これからどうするの?」

「信長を助けます」


時が止まった。


「信長を助けます」

「でも、それは歴史を変えるんでは・・・」

「命を助けるとは言ってません。

「じゃあ、何を助けるの?」

「存在をです」


存在?

どういう意味だろうか・・・


「まずは、光秀の会いに行きます」

「会って大丈夫?」

「ええ。光秀は手を出しませんので・・・」

「会ってどうするの?」

「光秀の事は知ってますよね?」

「ええ・・・だいたいは・・」


もっとも、歴史に残っている事だけだが・・・


「光秀は、信長の家臣以外には手は出しません。」

「もし出されたら?」

「大丈夫です。僕の時代ではお母さんの時代よりも、解明されています」


何も言えなかった。


面白そうだ。

ここは、したがってみよう。


興味もあるしね。


でも、歩きにくいな。

空気は美味しいが・・・

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旅路 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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