第4話

「本能寺の変!」


そういうギャグ?があったが、置いておこう・・・


「着きましたよ。お母さん」

「私はまだ、お箸が転がってもおかしい女子高生よ。」

「いつの時代ですか・・・」

「さすがに、死語だった?」

「ええ」


本能寺の変


静かだ・・・


「本当に当日?太」

「ええ。間違いないですよ。ただ・・・」

「ただ?」

「お母さんの時代の常識と、僕の時代の常識とは、少しは違うかもしれませんね」

「そうなんだ・・・」


窓をみる。

少なくとも現代ではない。


空が青い。


嵐の前の静けさか・・・


「お母さん」

「だから、それはやめて」

「和葉さん、外へ出ます?」

「いいの?」


期待に胸膨らむ。


「その前に、着替えて下さい」

「何に?」

「この時代の衣装です。その格好なら、殺されます」


確かに・・・


「後、この時代は言葉づかいも違うと思いますので・・・」

「了解」


太に言われて。着替えた。


この時代の、町娘か・・・


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