01-04「【獣】、そして【暴力】を司る人造勇者」①
①
「遊び」を終えた【暴力】を司る人造勇者は目的のものを手に入れるために部屋の外へと足を踏み出した。
行く場所はわかっている。
彼が急ぐ必要などどこにもなかった。
カツンカツン、と長い廊下に硬い足音を響かせズィーベランスはゆく。
そして、間もなくたどり着く。
【獣】を司る人造勇者がいる場所へと。
「見ィつけたァ」
扉が破壊された部屋の外からズィーベランスが顔を覗かせた。
その口元には禍々しい笑みが浮かんでいる。
【獣】と【暴力】。
それぞれを司る人造勇者が邂逅を果たした。
この邂逅がこの世界に何をもたらすのかはまだ誰も知らない。
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