第19話 大口次郎左衛門景雪

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 天上の満月が地の影を色濃くするほどに輝き、闇夜に全ての物の輪郭を照らす。

 月下に佇む氷狼神社の本殿。その建物の前で長い髪をそよがせながら並び立つ女の影。

 上狛五神官の皐月さつきは、筆頭陰陽師の水音と共に本殿の頭上に奉られている大岩を見上げていた。


 天空へ向かって獣が咆哮する様を見せる巨岩。首輪のように注連縄を張らしたその大岩は足元に風穴を置き、最奥に奉られる神体を守るように聳え立っている。


 皐月は胸に深く危惧を抱いていた。総領である犬童いんどうれいの命とはいえ、これは少々無謀に過ぎる。契約も結んでいない者に、果たして神獣を説き伏せることなど出来るのだろうか。


水音みずね様、本当に大丈夫なのでございますか? 澪様はあのような軽い調子で申されておりましたが……」

「そうだな」

「水音様までそのように軽々に」

「犬童澪様が直々に来て、そのお姿をお見せすれば事は容易い。それは確かだな」


 犬童澪が次郎と呼んでいるのは、大口真神おおくちのまがみの一族の者にして、その中でも最強を誇る剛の者のことである。

 その次郎は今、この氷狼神社の御神体に通ずる神として崇め奉られて眠りについていた。

 名を大口おおくち次郎左衛門じろうざえもん景雪かげゆきといい、その者は犬童澪が前鬼姫討伐時に従えていた神獣であった。



 皐月は水音と共に氷狼神社本殿の中へと歩み入り、更に奥へと向かった。


「皐月、あなたはここで待っていなさい」

「お待ち下さい! 万が一にでも水音様に何かあれば――」

「澪様は、この水音に封を解けと申されたのです。出来ると思って仰ったのだからそう心配することもないでしょう」

「しかし……」


 やれと言われればやるまでだ。と、どこか他人事のように話す水音。浮かべる笑みは、不安を見せる皐月を安心させるためのものではないだろう。自信があるのだ。皐月は、水音の背を見守るしかなかった。



 普段は決して立ち入る事が許されぬ神聖な場所。

 本殿の最奥には封印を施された格子戸がある。その扉を開いた奥には、更に結界が敷かれる風穴があった。皐月は格子戸越しに御神体の眠る風穴を見据えた。

 格子戸には呪を記した紙が一枚貼ってあるだけ、格子戸の奥の結界も注連縄が張られているだけで見た目はごく普通の飾りに見える。しかしそれはあくまで形骸的な装飾に過ぎない。真の封印は人などには見えない。


 その見えない壁の前で軽妙に印を結んで水音が呪を唱える。

 途端にグラリと空間が歪んだ。水音により封印は易々と開かれた。

 岩穴の中に懐疑を伴った沈黙の空気が流れる。水を打ったように静まりかえった風穴。皐月は圧迫を感じて息を呑んだ。


 ――空気がゆるゆると流れ始めた。やがて……。

 

 封の解かれた風穴から、堰を切った如く強い霊気が噴き出し二人を打った。


「なんと強大な! これが神獣の波動というものか!」


 圧に耐えかねて皐月は後退った。奥から打ち付けてくる霊気に対して立っているのが精一杯であった。


 波打つ怒気。荒れ狂う気勢。向かってくる冷気に皐月は歯を食いしばって耐えた。

 前傾に構え両手で視界を作り薄目を開く。皐月は水音の安否を案じて目を凝らした。驚いた。前方に見える水音の背中は笑っているように見えた。


「み、水音様!」

 神獣の気勢に負けじと呼びかけるが、水音は皐月の声には応えなかった。

 水音は悠々とそこに立っていた。

 水音が、浴びせられる気勢をものともせず歩を進める。 彼女が風穴の前に置かれた石の祭壇の前に立つと、更に凍えるような冷気が叩き付けられた。水音の長い髪が激しく後ろに靡いていた。


「――フッ、景雪め、この私を試すか」


 凍えるような霊気を受けても水音は変わらず微少を浮かべていた。面白がっているようにも見えた。


 このような状況におかれてもまだ水音には余裕がある。だが、激しい気性を見せる神獣に対して、その余裕もどこまで続くのか。

 神獣の大凡おおよその力量を測ってみても、水音の器量ならば説き伏せることなど容易い事だとも思える。しかし、問題は呪力や資質を問うものではない。皐月がこの仕事を難しいと考えるのには別の理由があった。

 皐月が危惧していることは神獣と神薙との関係性にある。その理由とは。果たして大口次郎左衛門景雪なる神獣が、澪の半身とも言えるこの獣が、契約を交わしていない人間の話など聞くのだろうかということであった。


 水音は祭壇の前に座し目を閉じて気を練った。そうして奥へ向かって呼びかけた。


「大口次郎左衛門景雪様、我は上狛水音と申します。水と氷を司る上狛の巫女にして、氷華ひょうか神薙かんなぎ犬童犬童れい様の使いとして参じました。どうぞお姿を現し下さいませ」


 ――何も返答はなかった。


 返答はなかったがしかし、静かに、そして緩やかに冷気が辺りを覆っていくのを感じた。


「大口次郎左衛門景雪様、水と氷を司る上狛の巫女、上狛水音と申しまする。氷華の神薙、犬童澪様の使いとして参じました。どうぞお姿を現し下さいませ」


 水音が再び問いかける。すると次の瞬間、床も壁も天井も祭壇も、周囲の全てが白く凍りついた。水音は一瞬にして四角い氷柱の中に封じられてしまった。


「水音様!」


 クリスタルのように透き通る氷柱の中で、上狛の筆頭陰陽師が沈黙した。

 やはり無理なのだ。相手は神獣である。如何に並外れた呪力の持ち主であろうとも主に代わることなど出来ない。初めから出来るはずがなかったのだ。

 とにかく水音を助けなければ。と、思う皐月だが、奥の方から浴びせられる獣の気に縛られて身動き一つさせてもらえない。


「くっ! なんと情けないことか、この私も次席陰陽師の一人であるというのに……」


「――封を解いて入り込んできた故、どれ程の者かと思えば他愛のない。お前のような稚拙な術者に我が応えるはずもなかろう。我が主は澪様だた一人である。澪様が直にお尋ね下さるのなら未だしも、若輩者がしゃしゃり出てきて何するものぞ。ましてや、そのように澪様の名を語って我に近づこうとは笑止千万。なに、邪の者でないならば命までは取らぬ。温情をくれてやろう。連れの者は生かしておいたぞ。もしもお主に定めあるならば助けも来るであろう。もっとも、その氷の棺は並では壊せぬがな。ハハハハハハハ! 暫く眠っておれ! 愚かなる訪問者よ」

 水音に向かって嘲りを発する神獣。


 氷の棺の中で水音は沈黙していた。どうすれば良いのか。自分に何が出来るのか。皐月の胸は焦燥した。――しかし。

 どうにかして救い出さねばと考えて氷の棺を見れば……。

「水音様?」

 皐月にはそこにある水音の顔がどこか微笑みを浮かべているようにも見えていた。


「我は、澪様にしか従わぬ。下の方は何やら騒がしくなっておるようだが、それがどうした。我はもはやそのような事に関心などない。関わるつもりもない。我を動かすことが出来るのは澪様の言葉だけである。それに、澪様のおらぬこの世がどうなろうと知った事ではないわ」


 吐き捨てるように言葉を紡ぐ神獣。その言葉の色合いには悲哀のようなものが含まれているように感じられた。


「…………フッ」

 氷結の岩穴の中に水音の笑み声が流れた。これはどうしたことかと顔を上げた。

 皐月は胸に希望を蘇らせた。しかし同時に疑問も抱いていた。いったい何が起こったというのか。


「水音様?」

 不思議に思って見ると、淡い水色の光を放つ氷柱の中で水の巫女が笑って……。

 皐月は首を傾げた。今、確かに水音が笑ったように見えたのだが。


 疑問を抱いたのは皐月だけではなかった。風穴の奥で次郎もまたその小さな声を聞き逃さなかったようだ。


「――なんだこれは……」

 次郎は疑問を呈した。

「何が起ころうとしているんだ?」

 皐月は変化を見せ始めた世界に目を凝らした。

 冷え切っていた世界。白く霜で覆われていた周囲の物が徐々に透き通る青い氷に覆われていく。その様子に神獣大口次郎左衛門景雪が戸惑いを見せ始めた。


「……こ、これは、これはどうしたことだ! これは、まさかこれは、れ、澪様か! 澪様がここにおられるというのか、いや、しかし……」


 更に次郎が動揺を見せると……。

 その直後、キン! と甲高い音を響かせて氷柱が粉々に砕け散った。


「な、なんだと!」


 その者から青く輝く気勢が放たれると、その者の長く美しい髪がライトブルーの煌めきを伴ってくうを舞った。


「――やれやれ、景雪殿。久方ぶりの来客に対してこれはあまりの所業ではありませぬか」

 水音が呆れるように言葉を放ち風穴の奥を見据えた。

「言わせておけば!」

「犬のくせに、主の匂いも嗅ぎ取れぬとは。神獣、景雪殿も耄碌もうろくしたものでございますな」

「な、何を言うか無礼な! それに我は犬ではない! 我は狼ぞ!」

「それにしても、お犬様のなんと女々しい事。澪様、澪様、澪様と……」


 言葉と共に水音の気が辺りを制した。彼女の挑発するような言葉が次郎の心に揺さぶりをかける。


「い、犬ではないと言うておろう! 小娘の分際で小癪な奴め!」

「景雪殿、その小娘に自慢の氷棺をこうも容易く破られたのでございますよ」

「うぬぬ……」

「私には、主、犬童澪様の匂いがついておりましょうに。よくご確認下さいまし」


 しばしの間、互いに気を放ち対峙する。次郎と水音の間に緊迫と沈黙の時が流れた。


「……お、おお! 確かに、確かにそうでございますな」


 水音から漂う犬童澪の匂いを認めたのだろう。次郎は急にしおらしくなった。


「やれやれじゃの、やっとお気付きになられましたか。


 ここで水音は、悪戯な笑みを浮かべた。


「お、おお、何を申される。もちろん我に主人の匂いが分からぬはずがないではありませぬか」

「そうですか、それはよかった。――さてと、次郎様。澪様の御霊は、先代桃花の神薙の導きにより再び現世に現れましてござりまする。そして此度、鬼姫もまた顕現しました。しかしながら、これも全て桃花様の予言通りでございますれば、景雪様にも御出まし願いたく」

「承知致した」


 次郎が応じてしばらくすると、風穴の奥から光の玉が青白い炎を纏うようにして現れた。それを見た水音は畏まり両手を膝の前について頭を下げた。皐月も水音に習うようにして傅き首を垂れた。


「大口次郎左衛門景雪様、我は上狛水音。水と氷を司る上狛の巫女にして、氷華の神薙、犬童澪様の使いとして参じました。どうか我等にお力をお貸し下さいませ」

「お、おお。勿論だ。お、お主、上狛の者と申したな」

「はい」

「……なるほど……しかしながらこれは、戯事にしては少々……」

「次郎様、何か?」

「あ、いや……して犬童澪様は何処に」

「はい、さる社にて陣を張り、先ずは敵を迎え撃つと」

「分かり申した。我の依代も既に在るようじゃが、これも澪様らしい。いやはやなんともまぁ手はずの良い事でありますな。いや、これもあの者の策か。千年越しの策を講ずるとは、さすがは桃花の神薙とまずは申しておきましょう。しかし上狛の者よ、蒼帝は如何しましたか? あの者はとっくに目覚めておるようですが」

「沈黙を守っておりまする。理由は分かりませぬ」

「それで我にあのひよっこどもの守りをせよと」

「はい。それともう一つ澪様からことづけが」

「それは如何様な」

「なるべく手出しせずに見守ってやってくれとの仰せでございます」

「――これはまた……。あ、いや、そのことも分かり申した」


 当初の態度からすれば、正反対に恭順の意を示す神獣の様子を見て少しばかり呆気にとられていた。

 それにしても……水音様はやはり凄い人だ。皐月は水音の器量の凄まじさを目の当たりにして更に信服の念を強めた。

 何はともあれ、神獣、大口次郎左衛門景雪の加勢を得ることが出来た。これで万全。氷狼神社の守りに関しては万事予定通りということになる。

 後は自分が氷狼神社の様子を見守れば良いだけである。皐月はここで漸く安堵の表情をその顔に浮かべた。


「上狛の者よ、安心するのはまだ早いぞ」

「え?」


 唐突に次郎に話しかけられて皐月は慌てた。


「外に来ておるのは、お前の仲間達であろう」

「仲間、たち?」


 言われて気を向けると、確かに見知った気配が三つ、本殿の外にあることが分かった。


「やれやれ、いつの世も戦というものは思うようには運ばぬものでありますな」


 次郎が軽口で話しかけると水音は苦笑を見せて頷き同意した。


「この社に潜む朱鬼といい、蒼帝といい、今回も何やらややこしいことになっておる様子。上狛の連れの者よ、どうやら戦は始まったようだ。お前も、せいぜい死なぬようにな」

「は、はい! 次郎様」

「では、上狛水音殿も、どうかご武運を」


 いって神獣の御霊は姿を消した。


 外に出ると、如月きさらぎ極月ごくげつ水無月みなづきが膝間づき水音を待っていた。そこで皐月は、極月の傍らに見知らぬ少女が眠るようにしてあるのを見る。


「どうした極月? 何かあったか?」

 水音が問う。


「はい……」

 返事をする極月の様子がおかしい。極月程の者がこの様に狼狽えると事とは何だろうか。皐月の気は重くなった。


「話せ」

 水音が静かに問うた。


「鬼姫が蛇と共に完全に目覚めました。そして……神無月が討ち死にしました。澪様は行き方知れずとなり、森の社が無残に壊滅致しました……」


 ――鬼姫覚醒だと! 驚きのあまりに皐月は危うく大きな声を出しそうになる。

 ――討死って、あの神無月がまさか。……それに澪様が行方不明って。


 鬼姫の目覚めにより事象は緊迫の度合いを更に増した。鬼姫に起こった事だけでも世界の破滅を暗示させる驚愕の出来事であるのに……。

 極月より次々ともたらされた悲報は事態を更に暗澹たるものに落とし込んだ。



「森の社は、わざと負けるように言われておったが?」

「……神無月の裏切りにより事は思うように成りませんでした」


 報告しながら極月が下を向いて唇を噛んだ。

 思いも寄らぬ事が起きた。森の社は神無月かんなづきの裏切りにより敵の急襲に上手く対応することが出来なかったという。

 裏切りを知った水無月はやむなく神無月を成敗することになった。その上に、社にいた百名の陰陽師が敵に敗れて全て討死したということだった。

 予想外だった。極月の報を聞いても皐月は直ぐに事態を受け止めることが出来なかった。


「そうか、しかし狼狽えてはならぬ。澪様のことだ、そう易々とやられる事はないだろう。どうせ後でひょっこり何食わぬ顔で現れる」

 淡々と話す水音。水音は飄々としていて動じる気配を全く見せない。


「しかしながら……」

「行方不明ということならば、それはあの方においては無事と同義だ。そうであろう。澪様は行方不明なのだな? 水無月」

「はい」


 訪ねられた水無月は力なく答えた。見れば水無月はかなり損耗していた。余程の激戦を経たのだろう、全身が傷だらけで今にも倒れ込んでしまいそうなところを気力でなんとか堪えている様子だった。


「百名の陰陽師の討死も気にすることはない。あれは全て澪様の式だ」

「……な!」


 水音の言葉を聞いて、水無月は一瞬だけ目に戸惑いの色を見せた。


「すまない水無月、しかしこれも澪様の策です。それでもまさか神無月が裏切っているとまでは読めなかったようです。あなたには辛い仕事をさせましたね」

「――い、いえ、私は……」


 それきり水無月は表情を隠すように下を向いて黙ってしまった。


「ところで極月よ、その娘はどうしたのだ?」

「はい、こちらは鬼灯累の友人と思われます。三紫の翁に食われそうになりましたので、助けた次第ではありますが、なにせ鬼と目を合わせてしまって意識が戻らぬゆえ、放ってはおけず連れて参りました」

「……極月、それは少女を誘拐してきたのと同じですよ」

「は、はぁ……。し、しかしながら、この者の映しは式にして帰宅させておりますゆえ、その……」

「急ぎ、こちらに参ったのも分かりますが、あの場でも浄化は出来たでしょうに……。でもまぁいいわ。その娘、案外、使える駒になるかもしれませんしね。如月、その娘をこの本殿で浄化してあげて」

「承知致しました」

「極月、鬼姫覚醒の折の事を詳しい報告を」

「はい」


 極月は、三紫の翁を追いながら、そこで偶然、鬼灯累に遭遇したことと、その後の顛末までの詳細を語った。


「やれやれ、早々に皇陣こうじんまでもが現れよったか……」

「――水音様?」

「あ、いやいやなんでもない。さてと、どうしたものか……」

「水音様……」


 皐月は、切迫している状況にも関わらず、ぼんやりと水音の様子を眺めてしまっていた。


「そうだな、せっかくだ。皆こうして集まっておることだし、一つここで、子供達の奮戦を見物しようではないか」


 水音の命に少し違和感を覚えたが、このような状況下に置かれれば無理もないだろう。後手に回された以上、軽々に動くことは出来ない。

 それにしても、屋敷で受けた指示のことごとくが上手く運ばない事態が生じるとは予想も出来なかった。

 底が見えない総領の、これも計算の内ならよいのだが……。

 水音の様子を覗う。筆頭陰陽師は皐月の目前で悠然と構えている。

 水音は、一体どこまでの事を聞かされているのだろうか。


 ――それにしても、些かの動揺も見えないとは。それが安心と言えば安心であるのだが……。


 一抹の不安を抱く。それでも今は余計な事を考えている場合では無い。

 あの神獣は言った。もう戦いは始まっていると。

 気を抜いている場合では無い。この氷狼神社の首尾だけは予定通りに進んでいる。

 ならば、後は見守るだけである。神獣に言われたように無駄死にをせぬようにするだけである。

 皐月は意を決した。 見上げると、真円の月が変わらず美しい光で大地を照らしていた。

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