第10話 総合ギルドカード

「さてと、メイファ、そろそろいいぞ」

「はい、はなしは済みました?」

「はい、済みました。メイファさんが家事が駄目だというお話とここに来る前に掃除などしたと言う話を」

「ちょっと、ノアちゃん、それは無し無しで」

「ふむ、それほど大変だったか?」

「はい、大変でした、もう、食事を作れば目玉焼きが黒い物体でまた下着は散乱して足の踏み場がないくらいでした」

「ふむ、困ったな、年頃の娘がそれでは、矢張り自宅に戻って花嫁修業で監禁しないとダメかの?」

「ですね、徹底的に修行させないと大変です」

「イヤァ~~~、それだけは、お慈悲を」

メイファがこの世の終わりだと滂沱の涙をだしながらファームおじ様の足に縋っていた

それほどかい!!

「と、いう泣いてますけどファームおじ様どう致しましょう」

「だな、妥協点はどこに設定するかじゃな?」

「お慈悲を!!」

「では判決をファームおじ様」

「うむノアよ、この娘の衣食住の管理を命じる」

「はい、拝命しました」

ちゃんとしたメイドの如くノアは斜め45度のお辞儀をして答えた

「という、メイファさん虐めは終了でいいですか?」

「だの、だがノアからもっと酷い報告があったら真面目にわしの奥方に頼むからの」

「はい、グスッ」

「自由に生活させているというのに、これではわしの顔が立たんし」

「所でなぜ、御爺様とノアちゃんがそんなに仲がいいのですか?初対面なのに」

「いろいろです」「いろいろじゃな」

「いろいろですか?」

納得してませんね、メイファさん、あとで色々料理を作ってあげますから

「さてと、ノアちゃんやよろしく頼むよ」

「はい、分かりました」

「あとで総合ギルドを受付でもらっておいてくれ」

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只今、ギルドのお姉さんとお話し中です

「ではこの水晶に手を置いてください。これで魔力指紋を登録します」

「魔力指紋?」

「はい、魔力指紋は各個人で違います。双子でも微妙に違うのことです」

「双子でも違うんだ。すごい」

「はい、では水晶に手を置いてください」

水晶に手を置くと仄かに水晶がひかり、水晶の下に付いている台座からカードが出てきた

「では、これがノアちゃんの総合ギルドカードです。説明を多少しますね」

「はい」

「まず、このカード一枚で他のギルドでも入金、出金あと登録、年会費などの徴収や税金の管理などほぼできます」

「すごいですね」

「はい、あとギルド加盟の店などもこれで支払いは可能です。ただ屋台などでは現金での支払いが大半ですので注意を」

「では、一部の現金での支払いもいるということですね」

「はい、そうです。基本、通貨は持ち運ぶには大変ですから、あと保安上でも不安材料になる場合があるので」

「なるほど便利すぎる」

「以上ですが、ご質問はありますか?」

「このカートを他のギルドに提出すれば登録などは大丈夫なんですか?」

「はい、ここに登録されます。裏面に所属ギルド名が記載されていすま、また保証人などの明記などもされています」

うらを見ると保証人の欄にファームおじ様とメイファさんの名が乗っている

これは悪用できない、てしないけど

「ノアちゃん、そろそろお買い物しないと市場がしまるよ?」

「あっ、はい、分かりました。ではお姉さん有難うございました」

「はい、また何かありましたらどうぞ」

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「食材てなに買うのノアちゃん?}

「そうですね、晩御飯はどんなのがいいですか?まだ調味料がどんなのがあるか分からないですがそこは何とかします」

「うわ、自信があるんだ、料理」

「そうでも無いですよ、まず野菜の種類が分からないので鑑定でもしてある程度は料理のレシピを合わせます」

「そうね、じゃ、お肉かな?」

「分かりました、ではまずお肉でいきましょう、塩でだけでのある程度はレシピあるので」

「えっ、塩だけでもいけるの?」

「もしかして、本当に料理だめなんですね、あの台所の調味料はある程度は揃っていたのは?」

「あれは、パーティーメンバーが置いて行ったのが大半」

「これは・・・おじい様案件かも?」

「いやぁぁぁぁ、言わないでお願い」

「はぁ、仕方がないです。まぁ、調味料は最低でも揃っていたので色々作れますから」

「グスッ、よろしくお願いします」

「おじい様からある程度の軍資金は頂いたので問題ないですが節約しながら行きます」

「では一通り市場をみていきましょう」

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