第9話 御爺様です
ここはどこでしょう数分前は総合ギルドの前にいたのにいまは地味だがお高いシックに纏められたお部屋の中、でメイファさんの脇でお茶を出された私がソファーに座って、目の前には白髪短髪で髭がある御爺様の前です。
でもこの御爺様ていくつ?見た感じ50台に見えるよ?話の感じだと60台だと思ったけど?
「で、この子がお前の家で拾った子だな?」
「はい、御爺様」
「ふむ、猫又かなんともこの世界には珍しいものが・・・」
あれ?思っていた反応ではなく沈黙がつづくね、うん、この人も解析もち?
「わたしはこのまま、わたしの家で生活させたいのですが?」
「ふむ、それは構わない」
おやや、すんなり
「多少質問があるがいいか?}
「わたしにですか?」
「いや、その子だ」
うんうん、いいです、答えられるなら
「ふむ、なら電気街はまだ偶像でうたう奴らはいるか?あの責任者がきらいなんだが?」
へっ・・・電気街での歌で、責任者て・・・あの人だよね
「はい、まだ作っていました、他の国でまた作ろうとして選考で不正があったのでは?と騒がれています」
「なるほど、なるほど納得したぞ」
あはは、やっぱりこの人て・・・だよね?
「あとは、まぁ来たばかりみたいだから慣れてはないからここで放り出されると面倒だろう」
「はい、流石に無一文で放り出されたら猫に氾濫させます」
「あはは、なるほど、多少は自分が何者か分かっているらしい」
この人、苦労人かも?
「メイファちょっと席を外してもらえんか?」
「よろしいのですか?」
「かまわん、この子は大丈夫だ、だがちょっとまだメイファには話せない内容なんでな」
「大丈夫ノアちゃん」
「はい、大丈夫です。ちょっと御爺様と確認の話だけですから」
「うんうん、ちょっと隣の待機部屋にいてくれ」
「はい、お心のままに」
「うんうん、話が早くてたすかる、あとでお土産でも持っていくから」
「はい」
メイファさんが出て一分ほど沈黙が部屋をつつむけで、まぁ、話てあれだよね、多分
「さてと、こんにちは、異世界からの妖怪どの」
「はい、こんにちは、妖怪になって来ました。異世界転生の先輩」
「あははは、やはり分かってしまったか。ふむ、ノアと言っていいのかな?」
「はい」
「わたしはファーム・メイジ・アルファームだが、ファームと言ってくれ」
「はい、ファーム様」
「あははは、この場は構わん、ファーム爺で構わん」
「ファームおじ様で」
「あはは、いいぞ、いいぞ、ネコミミメイドにそう言われると、うんうん」
「あの、あまりそれをツッコミをいれないでくれるど」
「でだ、なぜ猫又になったんだ」
「あ~、信じてもらえないですがわたしは人間でした。その時死を体験したらしく、目が覚めたらこのように」
「ふむ、転生は転生でもイレギュラーだな」
「はい、なぜかは分からないですが」
「思い当たる点はないのかな?」
「ないとはいわないですが確信はないので保留してます」
「そうか、ならなにも言わないが・・・でどうする、今後の生活は一応、メイファはお前を気に入っているみたいだからそのままでも構わんがなんならわしも保護者になっていもいいが?」
「いいのですか?まだあって間もないのに?」
「なに構わん、ここだけの話だがあれの母親はわしの落とし種なんだが」
「ちょっと自重しましょうよ、侯爵といいファームおじ様もなんて倫理感が崩壊していますよ」
「ははは、まぁ、そのな王家のさがだからかの?」
「そこ、王家のせいにしないの、まったく、で大丈夫なのですか色々な意味で?」
「まぁ、あれ以外は大丈夫だぞ、あとは奥方以外はない」
「何人ほど、娶ったんです」
「三人だが、大丈夫だぞ、奥方にはちゃんと断ったし」
「まったく、この体が女性でよかったか、まずかったは知らないですが元気は自重してください、今更ですが」
「でじゃ、スキルで危ないのはないかの?」
「危ないというか、鑑定はおもちで?」
「うむ、一応もっているが解析はないから偽装されてると分らんが」
「あっ、なら解除します」
「いいのか?今更ながらわしが見ても」
「すでにメイファさんには解析で知られています」
「なら、みせてもらうぞ」
「はい」
-----3分後-----
「ふむ、ひと通りみたが変なのはないが、まぁ
「やはり、そうですか」
「うむ、あとは大丈夫だし変に無双もなさそうだし、まぁ、あとはノアの知識次第だしの」
「どうなんでしょ?人生の大半は記憶がない状態ですし、まぁ残っているのは一般的な知識ですし」
「なら、問題がないかの、あとはちょっと戦闘系のスキルがあればここでの生活は大丈夫だろ」
「戦闘系というと、ある程度は危険が存在していると思っていいのですか?」
「まぁの、冒険者ギルドがあるくらいにはモンスターも存在しているし、無いよりあったほうがいいじゃろ、まずはこれを渡そう」
なにも無い空間から一振りの小太刀をだしてテーブルの上にだした
「これは昔わしが作った小太刀だ」
「お~、小太刀だ、再現できたのですか?」
「まぁの、王家の人間なのに鍛冶をするな、錬金術はするなと色々あったが全部実力で黙らせてきた」
「あはは、やはり王家は大変ですね」
「まったく、王なんて面倒なもの誰が成りたいか、まったく折角異世界に来たんだ。ブラックな社会から抜け出したんだからスローライフさせてくれと生まれてからずっとじゃったわい」
「あはは、心中お察しします」
「まぁ、やっとここでのんびりと名誉職の肩書で管理システムをたまに弄る程度の仕事ですむようになったわい」
「質問ですが、いま持ってないスキルはどうすれば覚えます?」
「大抵は経験を積めば覚えるが大丈夫だろ?、あと伏字になっている加護が気になるがまぁ~判れば楽なんだが変な神様はこの世界にいないしなぁ、まぁあとで聞いてみるかの神に直にでも」
「はぁ~、直ですかフットワークが軽い神様ですね」
「まぁ、一応神の使徒だから簡単なんじゃがな」
「じゃ、管理システムは神様からのなのですか?」
「まぁ、ぶっちゃけるどな、だが管理はしっかりしているから大丈夫だぞ、下手な悪神でもこないかぎりな」
「さてと、もっと色々と話したいがそろそろメイファが待てなそうなんで、ほれ、その小太刀を片付けておいてくれ」
「はい、では事情が進展したらきます」
「うむ、あと魔法はメイファが大半しっているから手ほどきでわかると思うからそこで習得するはよかろう」
「はい」
「あっ、これも渡しておこう」
とドンと革袋を出しテーブルの上に
「これは」
「軍資金じゃ、わしの小遣いからじゃ」
袋の中には金貨が20枚ほど
「いいんですか?」
「構わん、いまでは所詮使う場所がないものじゃ」
「では、ありがたく頂きます」
「うむ、メイファの食事をよろしくな、あれはなぜか家事はダメなんじゃ」
あはは、ご存じだったんですね
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