第5話 ヒステリックババア
定年間近のババア。
結婚してないとかしてるとかは個人の自由だろうが、仕事一筋で会社の評価は高いがお店の従業員の評価は低い。
その理由はヒステリックババアだから。
その日の感情の浮き沈みで部下の従業員やパートやバイトに対する態度が異なる。
売場主任の肩書きがありお店の指事命令の上位に立っている。
ある日の夕方、自分が任されている売場の商品が大量の万引きの被害に。
万引きというよりもプロの外国人の窃盗だ団の犯行。
大勢の警察官がやってきて売場や事務所の防犯ビデオを確認したりするなか、血相をかえて慌てているヒステリックババア。その日の早番の従業員の退勤の時間になり、万引き騒ぎはあるが店長から退勤の許しが出て、ヒステリックババアの所へも「お先に失礼します」と挨拶に赴いた。その時、「もう帰る気か!こんな時に!!」とババアは怒り出す。夕方からのバイトも出勤して人員的に大丈夫だから店長からも定時退勤してもいいと指示が出てるのに!防犯上、高額品を売場に沢山陳列せずに、ストック棚にしまっておくように本部から指示が出ているにも関わらず、お客さんに沢山買って欲しいからと大量の高額品を売場に陳列していて、それに目をつけた窃盗団にまんまと盗まれたのは売場主任であるババアの責任も大きい!それを棚に上げ騒ぎたて他の従業員に八つ当たりじゃないのか!!
またある日も、新人バイトが慣れない店内作業をしておりお客さんに迷惑かけるような事があった。ほんの些細な事でお客さんも若いバイトの子だから仕方ないなとの感覚だったが、ババアはその新人バイトを売場で怒鳴り付け、「もう作業しなくていい! そこに立ってろ!!」と言いそのバイトの退勤時間まで無視。
新人バイトは人手不足のなか、お馴染みのお客さんがわざわざ紹介してくれた学生さん。でも、その一件から数日後、辞めてしまった。
ヒステリックババアに店長不在時に怒鳴り付けられて辞めていったバイトは数知れない。
シフト上、ババアとペアになってしまうと地獄なんだろう。
またまたある日は、お馴染みのお客さんとベテランのパートが売場で何やら立ち話しているのが気に入らないヒステリックババアが「儲けもない安物しか買わないお客と長々とお喋りするな!さっさと持ち場につけ!」と怒鳴り付けた。高齢化社会ではお馴染みさんの老人客はお店へ買い物目的だけでなく会話もしたくて来店するものである。1回の買い物金額が低くても、ほぼ毎日来店して会話を楽しみながら買い物してくれるので、月間ではロイヤルカスマターなのだが。ババアもたまにしか高額品を買わないお客さんと一時間以上長々と話し込んでる時もある。トータルで考えるとどっちがロイヤルカスマターなのか。
ヒステリックババアは自分の事しか考えない。
アンガーマネージメントの講習でも受けろ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます