第3話 キャッシュレス決済で給料が払えません・・・
突然世の中の大きな流れとなったキャッシュレス決済。
消費者にとっては小銭ももたずにちょいちょいと買い物でき便利。
大手コンビニチェーンではスマホで支払いが当たり前に。
国の方針で中小企業の小売り業まで及んでいる。
現金管理が少なくなり店としても防犯上も意義がある。
キャッシュレス決済の比率は地方の小売りチェーンでも増えている。
しかし・・・
内部留保の資金もなく、自転車操業に等しいほとんどの中小企業の小売り業では、
現金収入が減少し、現ナマの日銭が少なくなっている。
仕入れ代金の支払いは近年、手形から現金払いが増えている。
支払いまでの期日も年々短くなり、仕入れからひと月で現金払いという問屋や直販メーカーも多い。
現金がない!!
それが中小企業の小売り業の本部の現状。
お店は基本的に営業終了後にレジ清算した売り上げを翌日に銀行入金する。
毎日銀行入金するが、その度、入金した金が即日本部から引き出されている。
入金する時間が遅いと、本部から早く入金しろと各支店へ催促の電話がかかる。
キャッシュレス決済が普及すればするほどお店が生み出す現金が無くなる。
キャッシュレス決済では、カード会社やスマホ決済業者、交通系などの電子マネーなどなど多くの会社と契約している。決済後に本部に現金が支払われる期日がそれぞれ異なったり、手数料も取られる。
現金がない!!
現金がない!!
不渡りを出さないように問屋への支払い優先!!
期日までに現金払いを優先!!
従業員への給料を払う現金がない!!!
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