不思議な世界ですね。
『みかんは好きですか』
で、笑いました。
きっとMさんも笑ったでしょうね。
切迫した状況だからこそ、そういう間の抜けた質問がMさんの心を解きほぐしたのかも知れないですね。
どうしてMさんは助けを求めるようにシグナルを出していたのか。物凄い未来で、なにか緊急の事態があって、でも面白そうな子とお話出来て、もうそんなことどうでもよくなってしまったのかなあと。
あと、未来で観賞用の植物は絶滅しても、食べるための植物は残っているところを考えると、食べると言うことに関しての興味は、まだ薄れてないようですね。いわゆるオールサプリメントでなんとかするディストピアにはなってないんですね。でも多分天然の食べ物は無いだろうから、山菜は幻の食べ物になっているかも。
最後、叶わない願い事が、彼女には重かったのかなあ。
……ああ、そうか、我々のように『未知』がたくさんあるものにとって願い事は「叶うかも知れないもの」だけれど、『既知』が溢れているMさんにとって願い事は願っている時点で「実現不可能なもの」なんですね。
この隔たりは、大きいでしょうね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
(みかんの使いどころに困ってもう質問に使っちゃえと思ったのは内緒です。笑ってくれてならよかったです)
割とMさんには裏設定というか、書かなかった部分はあるので、いつか短編で出したい気もしますね。書けたらいいな!(にっこり)
食べることに関して。
食用の植物は人工的に作られています。一年中、美味しいみかんが食べられます。
健康を維持するための栄養バランスを保つために植物が栽培され、料理がされ、人々あ食べています。
食事のイメージは、伊藤計劃さんのハーモニーの世界観に近いです。
シーチさんのコメントを見て、サプリメントの設定にしてもよかったなぁ、なんて思いました。
願い事について。
そこまで考えてなかった! そういうことでお願いします!(笑)
Mさんは、二人の『時代』がどのくらい離れてるのか知っているし、タイムマシーンが作れないことも知っている。
だから、Rさんのように夢はみれないんです。
そういうことです!!
長々とすみませんでした!
読んでくださりありがとうございました。
Twitterなどネットでのつながり方に雰囲気が似ているなと思いました。
ひょんなきっかけから知り合い、些細なことで切れてしまう細い糸のようなつながり。
二人があと何回話せるかわかりませんが、少なくとも記憶に残るつながりになることは確かでしょうね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ハルカさんは私が言いたいこと、的確にくださるので嬉しいです!
そうそう、そんな感じです!
私もそれをイメージして書きました。
切れてしまう細い糸のようなつながりだからこそ、この二人には大事にしてもらいたいです。
きっと、一生の思い出になるはずだから。