異世界への飛ばし屋

@asagohan1977

第1話 人を殺した俺



なぜ俺がこんなことをしないといけないんだろう。

俺はトラックに乗りながら考えていた

「こんなことになったのも全部あいつのせいだ」

俺は大声で叫んだ。助手席に誘拐した少女を乗せて


数日前


俺の名前は加藤空24歳でトラック運転手をやっている

夜中、ついうたた寝をしてしまった。その間の数秒の記憶がなく焦って前を見ると、人が血を流し倒れていた

「しまった。どうしよう。」

俺は恐怖と罪悪感に襲われた。

まだ息があるかもしれない救急車を呼べばまだ助かるかもしれない、しかし呼んで助かったとしても俺の人生が終わる幸い夜中で誰も見ていないこのまま放置するのも………いや、や………

突然、目の前が真っ暗になった。


目が覚めると四方八方真っ白な部屋にいた。

「俺は死んだのか」

そうつぶやくと後ろのほうから

「お前は死んだんじゃない、殺した側の人間だろう」

その声は俺に言ってきた

「誰だ。俺はまだ殺してない。まだ助かるかもしれない」

苦し紛れの言い訳だったが次の一言でその希望も打ち砕かれた

「私は神だ。お前がひいた子は即死だった。もうすでに死んでいる。お前がひいたときの動画もあるぞ。ほれ見てみろ」

自称神と名乗るその声は私の前にスクリーンみたいなものを飛ばしてきた。

「嘘だろ。嘘だと言ってくれ」

その動画には引いてしまった時の映像がしっかりとあった

「なぁ お前は人殺しであろう。ひとごろしさん」

その声は冷たく俺に言ってきた。

言い返す言葉もなかった。しかしそれを言うぐらいで俺を呼び出すか、いや呼び出さない。まさか俺は、少し考え、口を開いた

「異世界転生」

「バカか、お前は」

神と名乗る声は瞬時に否定した

「最初に言っただろ。お前は死んでいないと」

神の声はあきれながらにいた

「じゃあ、なぜ俺を呼んだんですか」

俺は人を殺し、一人の人生を奪ったそんな俺がなぜここに呼ばれたのか気になった

「それは人を殺してもらうためだよ ひとごろしさん」

神の声はさっきとは打って変わって優しい声で言った

「はぁーーーーーーーーーい」

俺は目を見開き驚いた

神は続けていった

「なに、簡単なことだ。私が指名する年齢や性別に合致する人を殺せ。殺したら私が魂受け取り、異世界に転生させる。殺された人は体ごと消えるから、大丈夫よ。でも殺す場所も指定するからよろしくね」

神は淡々と言った

「そんなことできません。」

俺はきっぱりと断った。しかし神の次の言葉に俺は惑わさせた

「お前が殺したことをなかったことにしてやろう。あっちに戻って人殺しといわれ、家族に迷惑をかけるのかもしくは、私に従い罪をなかったことにするか?お前が選べ、ひとごろし」

神は人という生き物をよく理解している。こんなの選択とは言わないよ。くそ神

俺は少し悩んだふりをして

「わかりました。あなたに従います」

いやだ、

「おー、やってくれるのか。なら役に立つ力を与えよう。あっちに戻って確認してみろ、またなひとごろし君」


目の前がまた暗くなった


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