第11話大和裁判

大和は実名、顔のわからないユーゲーターだった。

誰もが憧れ、ゲーム会社さえコンタクトを必死に取ろうとし、我こそはと名乗る輩まで現れた。

一向に姿を現さないゲームクリエイターだったが、

ある日

「ヤマトのゲームは我が社が以前作ったものだ」と訴訟騒ぎが起こった。


「著作権フリーのゲームに訴訟するなんてゲーム会社も焼きが回ったものだ」


っと最初は思ったが、いよいよゲームクリエイター大和が姿を現すと、僕たちはにわかにこの騒動が加熱する事を望んだ。


世論はもちろん大和を応援していたが、代理人の弁護士だけが姿を現した。

裁判は直ぐに訴訟がわあ和解金を大和に払うことで終結し結果だけを僕らは知った。


だが、その和解金やゲームの収益の説明が全くなく、およそ数百億にも登る売上金にたいし、一向に株式上場をしないことに投資家達は大和を探したが姿をつかめなかった。

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