第3話 神様にハマった話

 物書きサボってました。もうなんか書けなくなってしまって。一時期というか今年の正月頃かな、絵にハマってしまって下手くそなスケバンばかり描いていました。私を知ってる人はわかると思うのですが、ブームが来てそればかりしてるんですよね。そしてブームが過ぎ去ると何もしなくなる。人生それの繰り返し。


 今、神様拝んでます。


 元はと言えばインド占星術で言う所の土星(シャニ神様)がきつすぎるんですよね私の場合。それでこの土星に大人しくしてもらう方法をいろいろ探しました。すると本場インドでは、ハヌマーンという猿の神様を拝むといいらしいと聞いて、知識もないのに拝んでます。後で知ったのですが、この神様は正しく礼拝しないと良からぬことが起きるらしいです。でも手遅れです。もう拝んでしまいましたから。そして手順とか調べたらかなりいろいろ間違っているみたいです。もう手遅れです。走り出したら止まらないのが私です。考える前に動くのが私です。損な性分です。


 最初、お菓子と御水とお花を並べてハヌマーンチャリサって歌があるんですよね。讃美歌みたいなの。それを唱えていました。ところがネットによるとマントラでなければダメみたいです。それも108回唱えなくてはいけない。大変です。さらにその日は赤い服や黒い服を着て身を清めて(風呂入るのがいいんだけどいろいろと無理だから手と顔だけ洗っています)、できれば日の出前に拝むそうです。


 文化の差もあったせいで、かなり自己流になりました。お手本もないし先生もいないしで全部手探りです。礼拝の道具を100円均一でそろえたのでほぼ仏式になってしまいました。飾る絵だけはインド系スピリチュアルショップで買いました。本当は魂入れした神像を飾らなくてはいけないのですがお金がありません。それでも最初はご利益がありました。引きこもりがちな私が外に出られました。何やら元気が湧いてきました。と調子が良かったのは最初の三日ぐらいで、あとはトラブルが起きるわ、病気になるわ、別の病気になるわ、悪天候になるわと散々でしたが。それでも拝み続けております。いいこともあれば悪いこともある、人生の常です。


 でもしばらく解説とか読んでみたらハヌマーン様わりと体育会系な神様らしいのですね。私は文系の陰キャだからこれぐらいキャラの合わない相手もいない。でも決めたんだから一生拝みます。あと途中で礼拝を辞めるとインド系の神様はとてもお厳しいのでえらいことになります。こうなったら一生付き合うつもりです。


 ただ『ラーマーヤナ』読んだところかなりおちゃめな性格なので安心しました。お笑いは任せとけ(←何がお笑いだ)。


 こんなことエッセイで書いていていいんだろうか。しかし、モノカキの性が私をキーボードへと向かわせる。ハヌマーン様、お許しください。

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