第10話 義理妹の言い分
私は裕子、48歳。
旦那、息子、義理の姉と一緒に住んでいる。
夫婦と1人息子の3人で平穏に幸せに暮らしていたが、急に義理の姉が身体障害を発症し、同居しての世話を余儀なく迫られた。
長男と結婚したわけでもないのに、まさか義理の身内の面倒を看させられる運命になるとは思わなかった。
義理の姉は急に難病発症し、身体が不自由になった。それ以前の健康な時から仲が悪く、お互いに避けていたが、長男は年老いた親の面倒を担当した為、次男夫がこの姉の面倒を看る事になった。
現実には次男夫ではなく、嫁の私が、義理の姉の面倒担当という事だ。
狭いマンション暮らしで、義理姉を向かい受ける為には息子が使っている部屋を義理姉に譲るしかない。
リビングの一角に息子の勉強机を置き、狭い家が余計に狭く感じるようになった。
義理姉は寝たきり程の重症ではないので時々、部屋から出てくる。
それが苦痛で仕方ない。
狭い家でいがみ合った女2人が同居するのは地獄のような生活だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。