第4話 孤独に耐える毎日
毎朝、起きると、また今日も暇な1日に耐えなくてはいけない辛さが始まる。
毎日、何の楽しみもなく、何の用事もなく、暇な時間が過ぎ去るのをただひたすら耐えるのみの毎日。毎日が暇な時間をただひたすら耐える精神的苦痛との戦いなのだ。働けていた時の充実した毎日と比べると死にたくなるくらい毎日が退屈で生きてるのがツラい。生きてる事ってこんなにツラい事なんだ。体の不自由さより精神的な絶望感で毎日苦しい。
早く寿命が来ないかな…と毎日そればかり願う。友達がいる人であればまだ少しくらいは生きている楽しみがあるのかもしれない。でも私には友達も彼氏もいない。病気が発覚した時、恋人から別れを告げられた。働いていた頃から友達は必要ないと思っていたので元々友達はいない。病気になり、部屋の中で一人引きこもってる毎日の今、孤独が身に染みてツラい。弟夫婦に引き取られ、家族はいるが義理の妹と甥から嫌われ、全く言葉を交わす事がない。実の弟からも存在を疎まれ、会話無し。話し相手が1人も居ない状況。数ヶ月に一回、主治医が往診に来る。人と話す機会はその時だけ。
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