第13話

「え、何よ。ポーは美少女の制服を脱がせて楽しむタイプのなの❓」

 亜蘭に横目でにらまれた。


「な、何だ。どんなタイプのド変態だよ❗

 僕は、そんなンじゃないよ……」


「じゃ、優しく脱がせなさい……」

 妖艶に微笑んで両手を万歳させた。


「ち、ちがァ~うゥ……

 ここで脱ぐじゃない❗❗

 バスルームに脱衣所があるから、そこで脱げよ」

「え、何でよ…… 面倒ォ~臭ァ~ーーい」

 不満を漏らす、彼女の背中を押して風呂場まで案内した。


「ほら、ここだよ……」風呂場のドアを開けた。

「一緒に汗を流すゥ……❓❓」

「流さねぇ~よ! 早く中へ入れ❗❗」

 暴れる彼女をバスルームへ押し込めると、ドッと疲れた。

「ふゥ……」ため息をついた。


 すぐさま亜蘭は、バスルームのドアからヒョッコリと顔だけ出した。


「ポー…🎶✨💕 待ってて、後で、たっぷり可愛がってあげるわねぇ~……👄✨💕」


「あ、あのなァ~……」

 どんなラブストーリーだよ。先が思いやられる。



 僕は一人っ子なので基本、他人との生活に慣れてない。しかも相手は年頃の美少女だ。

 

 リビングでテレビを観ながら考え事をしていた。

 そう言えば、さっき亜蘭は、好きな彼氏がいるから飯野の交際を断ったと言っていた。

 やはり亜蘭には意中の彼氏がいるのだろうか。


「……😳💦💦💦」

 亜蘭の事を思うと、下半身が異様に熱く火照ほてってきた。

 

 

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