25.限りなく透明に近いブルー

なんか、えぐかったなぁ、この小説。村上龍のデビュー作で、群像の新人賞の受賞作で、芥川賞の先品でもあります。単行本だと「火花」に流れたけど、総合だと1位だったかな?細かいところは忘れました。でもとにかくベストセラーです。

この小説のすごいところは、文章の書き方がかなり斬新なところにあると思います。主人公はつねに傍観者で、起こることをただ描写していくというか。しかも台詞が結構地の文の中に収まっていたりして、結構斬新な気がします。少なくとも当時はそういう文章の本ってなかったんじゃないかな、かなり昔の話ですが。というのも、当時は遠藤周作とかが純文学の代表的な作家だったわけです、あるいは大江健三郎とかかな?そういう中でああいった前衛的な作品を出す村上龍はロックだったなぁって私は思いました。

あらすじは、ドラッグと乱行パーティーという退廃的な日常を送る青年たちの話です。性描写がなんかグロいけど、それが持ち味というか、すごい文章力で、こっちが吐き気してくるくらいリアルなんです。だからえげつない。

そんな感じです。テキトーですね。

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