24.ライ麦畑でつかまえて

 正確に言えば私が読んだのは、村上春樹訳の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」というタイトルのものなんですが、まぁ一般的にはライ麦畑でつかまえての方が有名なタイトルだし、そっちの方がキャッチーだよねっていう話です。

 この本はJDサリンジャーによってかかれた青春小説ですが、当時のティーンエイジャーを夢中にさせたらしいです。それほど、当時の若い人の共感を得るようなことを書いていたんですね。

 特徴的なのはその語り口。徹底的に口語体で書かれていて、なんだか主人公のホールデン・コールフィールドと仲良くなれそうな気さえしてくるような小説です。 〜なんだよね、本当の話。 みたいな語り口です。


 あらすじを簡単に言うと、成績不振で学校を退学になって、寮を飛び出す話です。別にあらすじで読む本じゃないしこれくらいでいいと思います。


 ライ麦畑でつかまえて、は野崎訳と村上訳どちらが良いかとよく言われてますが、野崎訳は少し古臭いけど、原作に忠実な訳、村上訳は村上春樹の味がある読みやすいライ麦畑って感じです。どちらを読むかは自由だと思います。でも、読み慣れてないなら村上訳がいいんじゃないかな、多分。

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