15.故郷 

 今日は古典的な作品を。魯迅の「故郷」です。もしかしたら教科書で読んだことがある人も多いかもしれない。

 個人的にこの作品は好きでして、たびたび教科書を読み返したりしました。魯迅の描く、中国の寂れた雰囲気はすごくリアルだと、当時の私は感じました。何だか読んでいるときに本当に貧富の差やその他いろいろと荒んでいた時期の中国が頭の中で再生されるんです。暗鬱な雲が重くのしかかるようなイメージで。

 魯迅の作品は他に読んだことがないんですが、先日阿Q正伝を買ってきました。まだ他に読む本あるから読めそうにないですけどね。故郷で描かれた中国のイメージは他の作品にも共通するのかとても楽しみ。


 あらすじ

 主人公の「私」は20年ぶりに故郷に帰ってくる。かつて地主であったが、今は没落してしまった生家の家財を引き払うためであった。主人公の想い出の中で美しかった故郷はすっかり色あせ、土地だけでなく住む人の心さえも貧しく荒み果てていた。(Wikipediaから借りました)


 ちなみに青空文庫っていうサイトで、無料で読めます。個人的には紙で読むべきだと思っていますがね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る