発足!小町隊
「合体成功!」
「いやったぁ〜!!」
司令室となった生徒会室で戦闘の行方を見守っていた栞埜、美桜、茜が羽後合体成功を喜び、ハイタッチする。
「あえー!?おえがだ1体のロボットさなっちまったなや!?」
「んだども
「これが羽後合体…」
メタルクベーラと融合合身したコマチオン全体を見下ろす愛水、真雫、秀織。
「私はここにいます、生徒会長!」
「羽純!?」
「ここで生徒会室と連絡をとりつつ生徒会長をサポートします!」
羽純は胸部パーツとなったウゴウィングのコックピット部分にいた。
「我らと同じ合体を用いるとは!」
「我らが目的の邪魔はさせぬ!」
大長丸、鬼王丸がコマチオン目掛けて突撃した。
「今です!生徒会長!
「不空羂索観音捕縛咒!」
ードシュウ
ーボン
ービュビュ
「なんと!?」
コマチオン左手の潜水ブースターから魚雷型ミサイルが大長丸と鬼王丸に放たれる。
爆発したミサイルからは縄が放たれ、大長丸と鬼王丸を捕縛する。
「
「響け森吉山地の鼓動!」
「荒れよ秋田海の波!」
「秋北波!!」
ミサイルブースターと潜水ブースターから収束エネルギー波が大長丸と鬼王丸に放たれる。
「グォオオオ!!」
ードゴォオン
舟川湾上で爆発が起こる。
「やったか!?」
「いえ…」
大長丸と鬼王丸は合体を解き、6体の恐竜型ロボットに戻っていた。
「これほどの力だったとは…三吉霊神と田村麻呂が残せし楔は…」
「力量を見違えていたようだ」
「今回は引き上げじゃ!また会おうぞ、コマチオン!」
捨て台詞を残して6鬼は秋田県の上空へ退散する。
鬼が退散した後、愛水は委員長会議を招集する。
「皆さん、我々羽後総合女子高等学校は田村麻呂と三吉霊神によって秋田防衛の任を委ねられました。そこで我が羽後総合女子生徒会は本日を持って、秋田県私設自警組織「小町隊」と名乗り、秋田県を防衛します!」
「小町隊!?」
「いいんでねぇかな」
「小町隊の名前と活動方針に異議の無い方は拍手をお願いします」
ーパチパチパチ
盛大な拍手が生徒会室に響き渡る。
「賛成多数で可決、成立します!」
秋田県防衛組織「小町隊」が発足した瞬間であった。
超訳田村草子・新世紀陸奥話記〜東北防衛ロボットと巫女達の伝説〜 京城香龍 @nahan7
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