第3話 異世界×編集長×法
「あっあの」
「なんです」
「僕はどうなるんですか」
「これから異世界へ転生してもらいます」
やった。ハーレムが俺を待っている。
「ただし元の姿のままというわけにはいきません。」
「と申しますと」
「あなたにはゴブレットとして第二の人生を過ごしてもらいます」
「ご・・・ゴブレットって、あのワインとかを飲むアレですか」
「そうです。但し普通のゴブレットではありません。特殊な能力を二つ兼ね備え綺麗な装飾を施したゴブレット」
特殊な能力。なんだそれ。ちょっと怖いけど聞いてみるか。
「あの、特殊な能力の詳細を教えて頂けないでしょうか」
「いいでしょう。まず一つ目は重さの法、重くなって持ち上がらなくなります。もう一つは吐き出しの法。注がれたワインを吐き出します。以上です、編集長」
「編集長って誰ですか」
「細かい突っ込みは求めてません。それでは私も忙しいので、あなたにはささっと転生の儀式を済ませます。新しい転生先で何か良いことをしたら人間に転生させてあげましょう。まあゴブレットでは無理でしょうが」
何だか感じの悪い女神様はそう言うと、俺の体の下に魔方陣が浮かび上がった。
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