第2話 弾劾×頬痛×豪腕
「いきなり右ストレートとはやるね、お嬢さん。あんた、世界を狙えるよ」
「そういう冗談、私、嫌いです」
ったく、容姿に反して絡みづらい女だ。ここは黙って彼女に従うか。
「あの、自殺してしまって、すいませんでした。来世では頑張りますので僕を転生させてください」
「あなたここがどこか分かって言ってるんですか?」
「へ」
「ここは弾劾の園。自殺した愚か者を罰するフロアです。そして私は断罪の姫、ヨーデル。あなたに裁きを与えるものです」
なんだと。死んだら異世界へ行けるもんだと思ったのに、話が違うじゃないか。もっとこう美女に囲まれて冒険するのを夢見てたのに。
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