当日 2
カラオケを歌っている。最初は歌わないので太樹がマイクをもつ。
歌を歌ってると隣で声がした。「夏夏ココナッツ・・・愛愛アイランド ・・・」
注文をし、次々と料理が並ぶ。
「お会計はいいの?」
財布を出すと「まだいいです」と応えられた。
ただ顔色が変わった。キョウコの顔が変わった。
2.3時間過ぎ2人の女子が騒ぎ始めた。「どうしたの?」聴くと「もう帰らない」と言い出した。
そんな時間か「そろそろお開きでいいか」と応えた。
「3人は送ってくよ」と京が応えた。「そう」じゃあよろしくと応えた。ここは持つからと答えてお会計に行く。
人がいなくなっると急に寂しいさを覚えた。最後まで残っていたキョウコが行きづらくしていた。
何かそんな気がした。
車がない。会計を終えた帰ってきた時には車がない。寂しみを感じた。
車に乗り込み彼らとは違う方向に右に出た。黒塗りのリンカーンを見つけた。オールブラックの車だ。
窓まで黒いフィルムが貼られている。二台にすれ違った。嫌な感じがした。
もうすぐ二車線だ。マークⅡは加速をかけて抜き去ろうとする。それをさせまいと二台に挟まれる。
なんだこの二台は前と後ろの二車線を真ん中を走って逃げれないようにしている。
車はぶつけられたくない。という意識が小回りの効く車をうまく取り回せない。
ちきょうとつぶやく。コーナーに入っていく右に曲がろうとした意思を強引に止めようとする。
車が右に曲がろうとすると前と後ろで強引に止められた。
車から2人の男が降りてきた。ドアを開けるなり怒鳴り込んできた。
ドアが開いていたことがどうしてなのかわからない。
走り出してスピードがあがるとロックがかかるのに、どうしてどうしてと思った。
もろに本物だ。何をしたんだと太樹は思った。
顔面を殴られ、胸を前蹴りで何度か入れらると凄い痛い。
捲し立てられる言葉が意味がわからない。応えられない。
九州弁なんだろうと思うがもっとゆっくり話さないと意味がわからない。
車を引き綴りだされて、リンカーンに乗る。自分の車は誰か若い人が乗ったようだ。
ひとりいや 脇に2人に鞄が置かれている。なんとなく怒っている意味がわかった。
ラーメン屋かな。そう思いながら福岡の街を走った。「そこの上だ とめろ」
いうがままに2人に連れらて事務所の中へ。
「財布は もってないのか」
「あ ・・・」
「あじゃねぇよ 」前蹴りを2、3発喰らわされた。
「ちょっと待って」喋られせろ
「車のトランクに入っている。カバンの横にある。みてれ 頼む」
「トランクルームの鞄の横だ 探して見ろ」
木刀があったこれを使わないければいいと思った。
だが それ甘いものだった。
「脚で蹴ってんな。これを使えばいい」
「一振りするとこれでやっていいですか」
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