4話:妄想と興奮は止まらない
あまりにも無防備。琥珀が自身のボリュームたっぷりな両乳を両手で持ち上げ、夏彦へとぱふぱふ攻撃すべく、乳を押し付けるべく急接近。
「ぱふぱふ~~~♪」
「は、離れろ! 痴女かお前は!」
このまま顔を前へ倒せば、ぱふぱふできてしまう。しかし、愛すべき彼女がいる夏彦は、煩悩に屈するわけにはいかない。
故に叫ぶ。
「これ以上、俺にオッパ――、! む、胸を近づけるんじゃねー!」
もう手遅れなのかもしれない。
さすがの琥珀も、本気で胸を押し付ける気はない様子。「あー、おもろかった」と、ツヤッツヤッな笑顔で元の立ち位置に。
「せやけど、ナツ」
「せやけど、なんだよ」
「アンタはいつまで経っても、エロに対して免疫ができへんなぁ」
「! ……う、うるせー」
仰る通り過ぎる故、夏彦はそれ以上言い返すことができず。
些細な抵抗として鼻を鳴らすと、コンビニで買っておいたコーラのキャップを開ける。
そのまま、やけ酒の
のど越しで味わっているときだった。
「未仔ちゃんには、リアルぱふぱふ、されてるやろうに」
「ブッ……!」
「
夏彦、口の中でコーラが大暴発。
「ゴホッゴホッ! ぱ、ぱふぱふぁ……!?」
鼻や器官は炭酸でシュワシュワ。頭の中は、ぱふぱふでいっぱい。
「アアアアアアホか! 未仔ちゃんに、そんなやらしいことさせるかぁ!」
「ほんまか~?」
「ほんまだよ!」
「あんな素直で健気な子やし、ぱふぱふどころか、どんなエッチな願い事も叶えてくれそうやけど」
「エ、エッチな願い事?」
混乱状態な夏彦のためにと、琥珀が具体例を提示してくれる。
「『一緒に風呂入ろう』って頼んだら、入浴どころか背中も流してくれるやろうし、『コスプレごっこしよう』って頼んだら、バニーガールとかナースになってご奉仕してくれそうやん」
「一緒に風呂…………? コスチュームプレイ…………?」
ぽっかり口を開けたままの夏彦は、思わず想像してしまう。
◆ ◆ ◆
バスルーム。一足先に湯船へと浸かる夏彦が、高鳴る心臓、感極まる股間を必死に抑え続けることしばらく。
ついには、未仔が遅れてバスルームへと入ってくる。
言わずもがな。バスタオル1枚だけの未仔に見惚れてしまう。
気恥ずかしげな様子の未仔は、普段の三つ編みではなく、ヘアゴムで簡易的に縛ったお団子ヘア。とても新鮮で、初々しさすら感じるほど。
その姿だけでも
湯船にタオルを浸けるのは、基本NGという銭湯ルールを重んじているらしい。
湯船へと入ってくる未仔が、タオルで前を隠すのを止めたではないか。
一糸
さすれば、未仔の色白で小さな背中やお尻の感触が、夏彦の全細胞を幸せに。
トドメ。未仔が振り返りつつ、笑顔で言うのだ。
「えへへ……♪ 混浴しちゃったね?」
◆ ◆ ◆
「~~~~~~っ!」
夏彦、風呂にも入っていないのに茹でダコ状態。
まだまだ妄想が
バニーガール姿の未仔を想像してしまえば、
未仔ウサギが「ぴょーん、ぴょんっ♪」と口ずさみつつ、愛玩動物さながらに己の全身を余すことなくマーキング攻撃してくる。
未仔ナースとのお医者さんプレイ。「傘井さん、お薬の時間です♪ 飲み薬なので私が口移ししちゃいますね?」と、未仔が薬代わりに飴玉を咥え、大人のマウスtoマウスしちゃったり。
ミニスカサンタ姿の未仔を想像してしまえば、
未仔サンタが「ナツ君っ、メリークリスマス!」と笑顔で
それだけに留まらず、羽織っていたマントを唐突に脱いでしまう。
すると驚愕。生まれたままの姿に、真っ赤なリボンで零れそうな胸やデリケートな部分のみを最低限ラッピングした真の姿へとフォームチェンジ。
そして、未仔が、か細くも勇気を振り絞って言うのだ。
「私からのプレゼント、受け取ってもらえる……?」
と。
「~~~~~~っ! な、なんて過激で素敵なメリークリスマスッ……!」
夏彦、幸せすぎて過呼吸寸前。机に突っ伏してノックダウン。
そんな夏彦を間近で見ている琥珀は呟く。
「コイツ……、ガチ勢の変態やん……」
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バニーガール、ナース、ミニスカサンタ
フレンズはどれ?
おっぱいフレンズは、ブックマーク&評価よろしくどーぞ。
Twitterもやってますʅ(◔౪◔ ) ʃ
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