◆2部
プロローグ:俺たちのイチャイチャは、まだまだこれからだ
梅雨が明け、カラッとした晴れの日が景気良く続く、7月初旬の朝。
今日も今日とて
寝坊して学校に遅刻しそうだとか、自分が日直だったことをすっかり忘れていた、というわけではない。
ただただ、気分が高揚しているだけ。『早く会いたい』という一心が、夏彦の足を速めてしまうし、表情を緩めさせてしまう。心をトキめかしてしまう。
住宅街を抜け、細い小道から大通りへ。
いつもの待ち合わせ場所が見えてくれば、必然的に待ち人である少女も目に入ってしまう。
少女の名は
夏彦の彼女だ。
「あっ♪ ナツくーん♪」
未仔も大好きな彼氏を心待ちしていたのだろう。
夏彦の存在に気付けば、
昨晩もたっぷり電話したにも拘らず、まるで1年ぶりの再会。織姫と彦星さながらに再会を祝わずにはいられない。
ついには、触れ合える距離まで待てないと、夏彦のもとへと未仔が駆け寄ってくる。
勢いそのまま、熱烈な
「ナツ君、おはよう♪」
「おはよう、未仔ちゃん!」
互いに朗らかな挨拶を交わし合えば、一層にイチャイチャ。
「くそー。今日こそ、俺のほうが早く着いたと思ったんだけどなぁ」
「えへへ♪ 今日も勝っちゃいました」
「明日こそは、俺が未仔ちゃんを待ってみせるから! 出発を10分早める!」
「ナツ君が10分早めるなら、私も10分早めちゃおっと」
「ええっ!? だ、だったら俺は、さらに10分!」
「私もさらに10分っ」
「何のこれしき! さらに10分!」
「じゃあ私も♪」
「ぐぬぬ……! これ以上、未仔ちゃんが早起きするって言うのなら……、」
「??? 早起きするって言うのなら?」
「早起きしちゃう子には、お仕置きだ―――――っ!」
「きゃ~~~~~♪」
お仕置きという名のラブラブ&コミュケーション。略してラブ二ケーション
夏彦はここぞとばかりに、未仔の柔らか頬っぺをプニプニしたり、なだらかな首筋やキュッとした脇腹をツンツンしたり、手入れされた三つ編みが揺れるくらい頭をナデナデしたり。夏彦の顔がデレデレしているのは以下省略。
未仔は未仔で大好きな彼氏からのスキンシップを拒むわけがない。それどころか夏彦の愛情を受け入れるべく、『もっと触って触って』と高密着。小柄な身体を目一杯、たわわなマシュマロバストがへしゃげるくらい。チート技。
夫婦喧嘩は犬も食わないと言うが、バカップルのイチャイチャも食わない。そう思わせるくらいのイチャつきっぷり。
2人が付き合い始めてから3ヶ月が経過。
もしくは、夏彦が「おっぱいを揉みたい」と叫んでから早3ヶ月。
バカップルぶりは健在である。
健在どころか、今も尚、拍車を掛けているといっても過言ではない。夏彦と未仔の前では、7月の太陽さえ涼しく思えてしまうのだから。
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【挨拶】
おっぱいフレンズな皆さん、お久しぶりです。
お待たせしました! 新シーズンの幕開けです!
未仔&夏彦のイチャイチャは勿論、様々な人間関係、様々なサービス回を描写していきますので、胸もとい、おっぱい高鳴らせていきまっしょい。
おっぱい。
おっぱいフレンズは、ブックマーク&評価よろしくどーぞ。
Twitterもやってますʅ(◔౪◔ ) ʃ
【お知らせ①】
重大発表です。
この度、今作品である、
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『おっぱい揉みたい』って叫んだら、妹の友達と付き合うことになりました。~未仔ちゃん、ちょっと甘やかしすぎでは?~
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が、なななんと…………、
書籍化予定です!!!
レーベルはスニーカー文庫さんから!!!
(☝ ՞ਊ ՞)☝YES!
いやー、めで鯛。
それもこれも、一緒に楽しんでくれている、おっぱいフレンズのおかげ。
パイタッ――、ハイタッチで喜びを分かち合いたい。
ʅ(◔౪◔ ) ʃ
発売時期など、まだまだ決まっていないことばかりなので、色々と分かり次第、近況ノートやTwitterなどでご報告させていただきますね。
全力投球で頑張っていきますので、お楽しみに!
おっぱい万歳っ!
【お知らせ②】
書籍化記念も兼ねて、短編2作品も執筆してみました。
「マスク必須な世の中だからこそ、マスク女子に癒されよう」という短編、
構って新卒ちゃんが飲みやホテルに誘ってくる短編、
どちらも是非是非召し上がれいʅ(◔౪◔ ) ʃ
作品リストはコチラから↓↓↓
https://kakuyomu.jp/users/nagikieco/works
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