第2話 校長の勘違い
異動通知により、会社傘下の高校の事務員となった社畜。
ただ、籍は学校ではなく会社のままとなっている。
学校に着くと、早速お世話になる同僚らに挨拶。
でも、同僚となる先生や職員の反応は薄く、「え?あなた誰?」
といった反応。
そこに、校長も現れたが、何故か自分のことを「社畜くん」と呼び、まるで「生徒」扱い。
何かおかしいなぁ…と思っていたら、校長が「あれ、生徒じゃないの?転校生じゃないの?」
と言われた為、なんとなく察しがついた。
「違いますよ。事務員として異動通知をもらっていたので…。」と答えると、校長から
「これは申し訳ない!てっきり転校生かと思い込んでしまっていた。社畜さんには本当に申し訳ないけど、しばらく生徒のふりをしてもらえないか?」
どうやら異動通知を校長が、転校生と勘違いし、勝手に所属クラスも決め、先生らにも「転校生が来る。」と言ってしまったらしい。
まさか、この歳でもう一度、学生生活を味わう羽目に。
さすがに、容姿はオッサン。どう見ても高校生には見えない。
結局、化粧により何とかごまかしたものの、近くに来られると、バレる可能性はある。
「生徒にバレたり、感付かれたら、また異動通知が来るのかもね…。」
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