第4話本番

テスト本番がやってきた。

三神山高校のテストの席順は少し特殊でくじ引きで決められるの。

俺は一番最初に引きけいちゃんは一番最後に引いた、俺は4列目の左から3番目

けいちゃんは一番左の1列目になった。

テストは国語、数学、英語の順番で行われた。

「けいちゃん爽ちゃんどうだった?」

「私も気になるわ」

「んー俺は微妙だったなけいちゃんは?」

「俺はばっちりだったぜ、爽に勝てるかもな!」

「そうかもな」

何言っているんだ?

そんなことがあるわけがないだろう、さすが脳筋。

思考回路まで脳筋とは驚いたものだ。

「二人は?」

「私は上々だったわよ、まあそれでも爽くんには負けてしまうと思うわ」

「私もまあまあって言いたいけど少しまずいかも」

さすが由依だな、テストで俺の下にいたがそれでもかなりの頭の良さ

である。

楓は、、、まあ、いつも通りだな

こんな他愛もない会話を過ごしながら俺たちは帰宅して行った。



「なんてこった、一体どうなってやがる」

テスト返却の日。

俺は絶望した。

なんでだ。

どうしてだ。

どんなに頭を回転させてもERRORの文字。

テストの結果が全校生徒280人中の楓が152位。

由依が9位。

俺が2位。

そして、けいちゃんが1位となった。

「おおお!やったやった!爽に勝った!」

「あっああ、おめでとう」

「けいちゃんおめでとう!すごいすごい!」

「えっええ、これは素直にすごいわね、おめでとう」

「へへ、少し照れるぜみんなありがとよ」

一体どうゆことだ?

俺が勉強面で負けるはずがない。

俺のミスか?

いや、そんなことはない俺のテスト勉強に問題はなかったはずだ。

ならどうして。

「爽覚えているかテスト前にした賭けを」

とても冷たく、そして獲物を狩るような声音でいった

「ああ、もちろんだ」

「じゃあ、俺の要望はこの後、学校にある焼却炉の前に来い良いな?」

「ああ、もちろんだ」

くそ、どうしてこうなった。

すべてが計算外すぎる。

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